父との会話はとんちんかんなことが増えてきましたが、その根本はしっかりしていると思いました。 私を盗っ人扱いするのも、テレビのニュースを記憶しているからこそ。 寝たきりになっても家族を守ろうとする態度を示すことすらありました。 そんな父を頼もしく尊敬する毎日でした。 ↓ 【介護日記】201... 続きをみる
2023年9月のブログ記事
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だんだん認知症が進行し、まだらボケではありますが、その比率が変わってきてきました。 でも、父本人もわからないところで私が娘ということは脳内に残っているようです。 訪問診療の時には怖くて私の手をしっかり握ったり、よその人には超敬語なのに私には悪態つくし(笑) 心は許してくれているんだな、と❤️ ... 続きをみる
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今日は10年前の振り返り。 在宅での点滴にまだおっかなびっくりの頃でした。 これ以降、点滴管理は母と私、家族が主体となってやることが多くなってきて、主治医は最初に針を刺すだけ(笑) 「1秒間に○滴」と指示を受ければ、時計の秒針とにらめっこで微妙な調整を必死にしたり、もったいないから全部使いきろうと... 続きをみる
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振り返りといってもわりと最近の部類になります。 もう父が亡くなって1年以上過ぎている頃です。 事情があって不動産を早く売却する必要に迫られていたので、メンタル病んでも馬車馬のように毎日動き回っていました。 父が建てた家は主(あるじ)が旅立ったことでその役目を終えました。 私たちはそこから去るのみ。... 続きをみる
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2015年の休日の一日の振り返りです。 この頃の父は寝たきりとはいえど体調は安定していたので、普通に付き添って父の相手をしていればよかったのです。 基本的に病人扱いせず、楽しませつつも、父にとっては虐待になってしまう(笑)爪切りや鼻毛切り、耳掃除などフルコースを行うのが一般的な休日の過ごし方で... 続きをみる
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昨日に引き続き、介護関連の勉強会へ参加したときの投稿です。 もちろん専門職向けのセミナーですから、脳ミソ沸騰状態です。 でも、ここでたくさん知識を得ることで、主治医に質問をすることができました。 「おっ!この患者家族は油断ならないな💦」と思わせることも(笑)、よりよい在宅介護には必要かと。 専門... 続きをみる
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介護日記というより勉強会参加の振り返りです。 この時は、医師自身が妻の介護をしているということで話題になっていた石本浩市先生のお話を聞きました。 石本先生はこの後まもなくお亡くなりになられたそうで驚きでした。 奥様はご主人の死もわからなかったそうです。 一度しかお会いできなかった先生ですが、優しい... 続きをみる
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父が突然熱を出すたびに、不安な気持ちになりました。 そんなときの神頼みはもちろん主治医のドクター。 コロナ以来、24時間往診対応のクリニックも増えましたが、わずか数年前だけどそんなところはほとんどありませんでした。 それに、私みたいな健常者が飛び込みで受診するのと違い、要介護者の父は、日常的にお世... 続きをみる
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消化能力が徐々に衰えてきた父。 元気な頃は大食漢だったことを思い出すと切なくなります。 しかも口から食べることができなくなって、それなのに私はこれまでと変わりなく食事ができることに罪悪感を感じることもしばしばでした。 それでもこの日は氷イチゴ🍧を食べさせてあげられました。 そのことに喜んでい... 続きをみる
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7年前の振り返りです。 認知症が進行してはいましたが、まだらボケと言えばいいのでしょうか、ボケちゃっているときとしっかり正気のときとが入れ替わり立ち替わりになっていました。 そして時々タイムスリップ。 そんなときは「お父さん」と呼んでも自分ことだと思わないのか無反応。 子どもの頃の呼び名には瞬時に... 続きをみる
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この日の投稿に出てくる「怪獣2号」とは、妹の子ども、甥っ子です。 いま高2だから、当時は幼稚園年長か小1くらい?…すいません😣💦暗算できません(笑) 子どものパワーはものすごいので(笑)、マトモに相手してるとエネルギー吸い取られます(笑) でも、父は寝たきりでも「威厳があって、それでいて孫... 続きをみる
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在宅介護最終章……つまりは、父の命の灯が消えるまでそう長くはないだろうと思ってあらたに「最終章」と自らに覚悟を強いたのですが。 ところがところが! 父は意外に小康状態。 もちろん元気というほどでもなく、徐々に枯れてきているのは明らかなのですが、苦しむ様子がなくなり、こちらも穏やかな気持ちで父のそ... 続きをみる
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この日は2回投稿しています。 父の反応が嬉しくて、つい興奮してしまいました(笑) 勉強会で学んだことで、いつもと違う角度から父を見るといろいろな発見がありました。 無理はさせたくないけれど、諦めるのもイヤだ。私たちも葛藤の日々でした。 だから少しでも進歩があると、 「お父さん!(*^ー゚)b ... 続きをみる
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胃ろうを造ってからは、そのケアも毎日念入りにしていました。 そのせいか、本来半年ぐらいで交換しなくちゃいけないのに、きれいな状態だからと、 「次は10か月後でも大丈夫ですね」 「1年後でいいでしょう」 と、どんどん期間が伸びてきました。 交換はちょっとの痛みと(父にとっては)すっごい恐怖感があるの... 続きをみる
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今現在も、暑いけど朝夕すこーしだけ秋っぽい空気になってきたように思います。 暑さは父のような要介護の高齢者には命取りになることもあるから、早くこの暑さが遠のく日を待ちわびていました。 子どもの頃は暑さも楽しかったのにね。 今日は自身の通院のついでに寄った和菓子屋で栗蒸し羊羹を購入。 また、今日... 続きをみる
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この日は厳密には【介護日記】ではありませんが……。 とあるご縁から、医療介護従事者の方々が学ぶセミナーに参加させていただくようになりました。 専門職向けのセミナーなので、正直内容はほとんどわからない(笑) でも、わからないということをわかることが、私にとっては収穫でした。 このような勉強会を知ら... 続きをみる
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父は訪問歯科も利用していました。 口の中をあれこれいじられるのが嫌いで、ケアの最中はずっと私か母の手を握り続けていました。 少しでも口から食べさせてあげたいと思って、歯のケアだけの訪問歯科から、嚥下リハも対応してくれる歯医者さんにお願いしたのですが、なかなか難しくて、私の方がくじけそうになってしま... 続きをみる
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在宅介護をしたくても事情があってできない家庭もあります。だから在宅介護が絶対!とは言えませんが、ニュースなどで報道される介護施設での事件や事故を見ると、どうしても施設に預けることに消極的になり、在宅介護第一と思ってしまいました。というより、選択肢に在宅介護以外ありませんでした。 もっともわが家の場... 続きをみる
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週に1回は父の顔を念入りにケア。 安易に石鹸を使ってしまって洗い残しがあると、父は肌が弱いので大変なことになってしまいます。 外気の汚れが着くわけではないので、古い皮脂と角質を落とすために、皮脂の成分に近い椿油でオイルマッサージで汚れを浮かせてきれいにします。 汚れを落として潤いプラスで、父の肌は... 続きをみる
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介護の度合いが増えたので、心細さがMAXの毎日でした。 入院中なら何かあってもすぐにドクターやナースが来てくれますが、在宅ではそうはいきません。 主治医となってくれたドクターともコミュニケーションがなかなか取れず(私は訪問診療日に仕事で家にいないため、母からのまた聞きだけだったので)、何とかうまく... 続きをみる