泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2020年9月25日の【介護回顧録】から

振り返りといってもわりと最近の部類になります。

もう父が亡くなって1年以上過ぎている頃です。

事情があって不動産を早く売却する必要に迫られていたので、メンタル病んでも馬車馬のように毎日動き回っていました。

父が建てた家は主(あるじ)が旅立ったことでその役目を終えました。

私たちはそこから去るのみ。

  

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【介護回顧録】2020年9月25日

※介護とは関係ないけど父のことも振り返っているので。

 

実は病んでいる間に引っ越しました(病んでることについては初回投稿をご参照)。

そして数日前より、元わが家の解体工事が始まりました。

父の建てた城が、その役目を終えて生まれ変わります(売却したのでもうわが家のものではありませんが)。

今はかつてのわが家が見える場所に住み、毎日その解体の様子を見ています。

築50年超えですから、他人様から見ればただ老朽化した建物を壊しているだけ。

でも、そこで育った私には解体された瓦礫でも光り輝いて見えて、まるで神殿のようです。

毎日お仏壇とともにその"神殿"に向かって手を合わせ、父に感謝を伝えています。


家を空ける時、私はかなり体調が悪い時期で必要なものと不要なものの仕分けができない状態で、荷造りというものができず、ほとんどのものを処分してしまいました。

だから荷物はほとんどなく、引っ越しは業者には頼まず、台車を往復させて母と2人でやってしまいました。

もう母だけでなく、私まで終活が終わってしまいました(笑)

ここにもそういつまでもいるつもりはないので、次に移る時にはもっとモノがなくなっていることでしょう(笑) 


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