泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2015年9月30日の【介護日記】から

父との会話はとんちんかんなことが増えてきましたが、その根本はしっかりしていると思いました。

私を盗っ人扱いするのも、テレビのニュースを記憶しているからこそ。

寝たきりになっても家族を守ろうとする態度を示すことすらありました。

そんな父を頼もしく尊敬する毎日でした。

 

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【介護日記】2015年9月30日

 

昨夜の帰宅は父が寝静まってから。そのため今朝、例によって昨夜いなかったことのお説教をくらいました(^_^;)

今回はすごいですよ~夜遊びしている不良高校生どころじゃありません。


「夜、窓から忍び込みやがって(怒)

そんなことしちゃ絶対ダメだ!

ちゃんと返してきなさい!」


……ついに泥棒にされてしまいました┐('~`;)┌

父のイメージする泥棒の私は、ネズミ小僧かキャッツアイか、はたまた唐草模様の風呂敷担いだ昔ながらのベタなコソ泥か……(笑)


仕方ない(-_-;)

「お父さん、ごめんなさい。もうしません」と反省し(?)、盗品を返却するという理由で家を出ました(笑)


自分がこんなキャスティングされるのはあまりいい気持ちはしないけど、父はニュースなどで報道される事件や事故をしっかり見ていて心を痛めています。

それを自分の身近に起きていることと解釈してしまうため、時折キャスト不足(笑)で私に犯罪者の役がまわってくるのです。


寝たきりだけどちゃんと頭を働かせて、未来を危惧しています。

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