泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2014年9月14日の【介護日記】から

この日の投稿に出てくる「怪獣2号」とは、妹の子ども、甥っ子です。

いま高2だから、当時は幼稚園年長か小1くらい?…すいません😣💦暗算できません(笑)

 

子どものパワーはものすごいので(笑)、マトモに相手してるとエネルギー吸い取られます(笑)

でも、父は寝たきりでも「威厳があって、それでいて孫に甘いジーちゃん」です。

当時は認知症が進んでいましたが、そこいらを走り回っているちっこいものが自分の孫だということは認識できていました。

何せ父と瓜二つ(笑)

バスの中で父のことを知る方と出くわした際、父はいないのに「あら!笑福さん?」と言われたほどでした🤣

 

元気だったらきっと、母や妹に怒られるほどジジバカを発揮して散財してたくさんおもちゃを買い与えたであろうことが容易に想像できました(笑)

 

    ↓


【介護日記】2014年9月14日

 

昨日怪獣2号の襲来があり、今日はさながら台風一過 ( ̄Д ̄;)

私も母も朝からぐったり。

最近怪獣2号のパワーがすごすぎて、私たちは彼からパワーももらうどころではなく、エネルギーを吸い取られているかのようです。

そうはいっても父の介護に休みはありません。二人して疲労困憊の体にムチ打ってやっとの思いで起き、いつものようにケアをしました。


先日のお月見以来、父が歌を歌うようになりました。

お月見の日は「出た出た月が~♪」

そして続いて"月"つながりで炭坑節まで!

元々人前で歌うことが大嫌いで、付き合いで歌うことを強要されていた頃、必死になって民謡を習っていた時がありました。そのため、私もなんとなくではありますが、民謡を何曲か覚えています。

ウロ覚えの民謡の歌いだしを私が歌うと、父がそれに続いて歌ってくれます。

音程はややずれているものの(それは昔からw)、歌詞はしっかり思い出しています。ずいぶん意識がクリアになってきました。

調子っぱずれの音程でも、親子で楽しく歌っています(笑)


ところでここにきてようやく涼しくなってきましたね。

父も無事に猛暑を乗り切ることができ、安堵しています。

去年の今頃の、「あと何日もつか」とハラハラしていた時のことを思うと夢のようです。

父の歌う「出た出た月が~♪」を聴いて、「そういえばもう秋なんだよね」と思った次第です。


昨日からは「蘇州夜曲」「支那の夜」「夜来香」を口ずさんでいます。李香蘭こと山口淑子を偲んで…。

しかし、これらの歌、母が大好きなもので、母がリードしちゃってて…(^_^;)


P.S.

「山口淑子」というと私にとっては政治家、そして「李香蘭」というと歴史上の人物と感じてしまいます。

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