泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年4月1日の【介護日記】から

昨日に引き続き、父の誕生日の話題。

今日は2016年。

熱があったのですが、コロナ騒ぎなんてなかった頃だから、ちょっとの体調不良はお構いなしでお祝い決行(笑)

とにかく、「今年が最後かも」との思いが強かったから、中止は絶対に許されないことでした(笑)

 

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【介護日記】2016年4月1日

 

昨夜は父の誕生日。80才、傘寿を無事迎えることができました……と言いたいところなのですが、父、まさかの発熱アゲイン(´д`|||)

朝は何ともなかったのですが、午後になって……。


でも、みんなお祝い(という名のたかり)に集まっちゃったし、怪獣2号は「じーちゃんにプレゼント持ってきた!」とはりきっているし、もしかしたら今年で最後かもしれないし……と、いう思いが前面にドーン!(/--)/

父も熱があるとはいえ普通に話はしてるし、ただみんなが一緒に食事するだけなので、とりあえずお祝いは決行!


それにしても、ここ数年は毎年感じることですが、誕生日を無事に迎えられることができるのは、本当に奇跡的なこと。だから父の誕生日は『奇跡の日』との思いです。熱出しちゃったけど。


形ばかりのバースデーケーキとともに、父にはアイスクリームを用意しました。

そう!父は最近、アイスクリームも食べられるようになったんです(^o^)v

嚥下リハを始めたばかりの頃は、スプーンを口元に運ぶだけで抵抗を示していた父でしたが、今はただ食べるだけでなく「美味しい」と微笑み、「もう少し食べる?」と促すと、「おう!」といい反応をしてくれるようになりました。

この日も無理のない程度にちょっぴり食べました。熱があったから、冷たいアイスクリームはむしろ喜んで食べてくれました。

経管~胃ろう造設後、父が口から食べる姿を初めて見た妹(怪獣2号ママ)は、驚きと嬉しさで号泣。父の誕生日なのに、私たちのほうがプレゼントをもらった気分でした😊


あっ! 怪獣2号からのプレゼントは書道。

「じいちゃんおめでとう」の他に、「傘」と「寿」を別々の半紙にデカデカと書いた作品を持ってきてくれました。

それをバックに家族で集合写真も撮りましたが、デジカメで撮ったのですぐにアップできない~( ̄▽ ̄;)


今朝になっても熱が下がらないのですが、いつもと同じように口腔ケア。そうしたらいつものように抵抗してくれたので(!)ちょっと安心。

午後には主治医の先生も往診に来てくださるので、私は仕事に向かっています。


お習字書けばじいちゃん喜ぶ→お小遣いもらえる→(* ̄ー ̄)ニヤリ…という構図ですが、父は喜んでいました。


アイスクリームしか食べられない父なので、一応ローソクを立ててケーキの代わりに。


比較対象がないとなかなかのケーキだけど、実は4号サイズ。

全盛期(?)のわたくしなら、1人で完食してしまう大きさです。

さすがに「ちっちゃ!」とみんなから非難を浴び、私にまでまわってきませんでした(泣)

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