泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年9月4日の【介護日記】から

在宅介護をしたくても事情があってできない家庭もあります。だから在宅介護が絶対!とは言えませんが、ニュースなどで報道される介護施設での事件や事故を見ると、どうしても施設に預けることに消極的になり、在宅介護第一と思ってしまいました。というより、選択肢に在宅介護以外ありませんでした。

もっともわが家の場合は経済的な理由が一番でしたけど(笑)

 

わが家は幸い最期まで在宅介護ができましたけど、コロナ禍での介護だったら思うようにいかなかったでしょうね。

 

   ↓


【介護日記】2016年9月4日

 

親戚のひとり……父のイトコに当たる人が入院していると連絡があり、母がお見舞いに行ってきました。

帰ってきた母、涙目で「あれじゃあかわいそう!」と怒りでプンスカプン😡

何でもその病院、午後3時以降は見舞い客どころか家族も面会禁止とのこと。

母曰く、「3時以降の長い時間、家族がそばにいなくて心細いだろうに……かわいそうよ! お父さん(夫、つまりは私の父)はそんな目にあわせられない!」と。

父が入院していた病院(主治医を通じて常に即対応してもらえるようになっています)は付き添い可……というか私みたいなモンスター娘がいるので、むしろ付き添い家族に丸投げ(笑)

 

やはり私と母は在宅で父を看てよかったとあらためて思いました。

施設のこともきちんと学び、昔のような偏見は持っていませんが、それでもやっぱり家で父と過ごしたい。

築50年の雨漏りだらけ、すきま風だらけのボロ家だけど、父が必死に働いて建てた家。私にとっては白亜の豪邸よりも素晴らしい住まいです。この家で最期まで父を過ごさせてあげたいです。

×

非ログインユーザーとして返信する