2015年11月5日の【介護日記】から
【介護日記】としていますが、昔の思い出話です。
昭和四十年代、高度成長気の真っ只中で、父も母も必死に働いていました。
忙しくて旅行に家族で旅行に行ったことなんて1回しかなかったけれど、今思うと何気ない日常に幸せがありました。
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【介護日記】2015年11月5日
……介護日記と違うかも💦
訪問入浴の話です。
最近かなりの頻度で担当になってくれる看護師さんは、いつも父に歌のことを聞いてくれます。
「○○って歌えます?」
「教えてくださいよ~!」
って。
元々偏屈な(笑)父は、第一声は決まって「バッキャロー!(#`皿´)そんなの歌えっか!」とブンむくれ(笑)
でも、看護師さんが出だしを少し歌うと、ちゃんと続けて歌ってくれます。
そこで勢い付くと、入浴の間ずっと歌い続けることも(* ̄ー ̄)
そして昨日は、何やら昔の歌を歌い出したとか。若いスタッフの人たちが全然知らない歌です。
母でさえうろ覚えのその歌、父はしっかり歌詞を覚えていたそうです。
そういえば昔、まだわが家に軽トラしかなかった頃(父は自営業を営んでいました)。
出かけるときはその軽トラに、父と母、私と妹と弟の5人で乗っていました(笑)
いくら子供だって、軽トラに5人も乗ったら定員オーバー(笑)
乗り方は……父が運転席、母が助手席。ハイ、席はこれしかありません(* ̄∇ ̄)ノ
さらに私が二人の間に立ち(ギアの延長線上ですね)、妹と弟が母の膝の上。
途中、交番の前を通ったり、パトカーとすれ違うような時は、子供たちは必死に母の足元に隠れました(笑)
そのギュウギュウ詰めの車の中、家に着くまでみんな順番に歌を歌うのが定番でした。
好きな歌が被ってべそをかいたり、音程が外れたのをからかわれて大泣きしたり……(^_^;)
父の歌声で、そのときのことを思い出しました。