泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2015年4月17日の【介護日記】から

時系列がメチャクチャなので、話がつながっていないかもしれませんが、少し前にこの話の前段で母が訪問歯科医にキレた投稿を振り返りました。

これはその続き。

 

プロと張り合うつもりはありませんが、ドクターたちの言われるがままでは、絶対に当事者である父は快適に過ごせません。

だから、プロと張り合う…ではなく渡り合える?…も違うか(笑)

とにかく、受け身の介護ではなく、こちらからも積極的に提案できる介護をしたくて私は素人にもかかわらず、医療介護職の人たちと肩を並べて学んできました。


完璧に理解できていなくても、ひとつのキーワードだけでも提案すれば、「この家族(特にモンスター娘😈)は油断ならない💦」とドクターを脅し…いや、背筋をピシッとさせて真剣に取り組んでくれます。

 

そんなことしなくても、主治医の内科医ドクターは患者(父)ファーストで、ちゃんと家族の思いに向き合ってくれました。

 

ちょっと歯医者さんはたまに難ありだったけど(笑)

 

   ↓


【介護日記】2015年4月17日

 

ちょっと自慢していいですか?(笑)


今日、訪問歯科の口腔ケアがありました。

前回イエローカードを出した(笑)歯医者さんです(^_^;)

今回はちゃんと用意をしてきたようで、母曰く、即チェンジを訴えるほどではなかったとのこと(笑)

(これまでの申し送りがされてない時点で私はブーッなんですが、ま、いっかー)

そして今回は前回とうって代わって念入りにやってくれたそうです。

そこで歯医者さんが、父の歯がきれいだとビックリしていたそうです(前回はそれすらもチェックしなかったんかい!と言いたいところですが)。

「要介護でここまで歯がきれいな人は見たことない」と(^へ^)v

そうしたら母ってば、

「娘が本格的な口腔ケアを学びに東京まで行ってますから(ドヤ顔)」と言い放ったそうで(^_^;)

……確かに口腔ケアの講習は受けたことあるけど、そんなドヤ顔するほどのものでも……( ̄▽ ̄;)

でも、そのハッタリ(!)のおかげで歯医者さんも気が引き締まってくれたようです(笑)


来年傘寿になるのに、1本欠けただけであとはすべて自分の歯が健在な父。

その歯を守るのも、娘の努めと思っていますヽ( ̄▽ ̄)ノ

2014年4月16日の【介護日記】から

この日はこれだけの投稿。

おそらく翌日以降に答えを投稿したんでしょうけど(笑)

 

出てこないと困るので、ここで正解言っちゃいます。

 

父の経鼻カテーテルを留める絆創膏。

普通の医療用テープをはずれにくいように切れ目を入れ、お手製テープを毎回父の顔に貼っていました。

どんなに気を付けていても肌の弱い父はすぐにかぶれてしまい、マメに貼る位置を変えなくてはなりませんでした。

  

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【介護日記】2014年4月16日

 

問題です。これは何でしょうか?


2017年4月14日の【介護日記】から

父の栄養管理は試行錯誤の連続でした。

まだ普通に食べられていた頃は、多少食欲が落ちても、「動いていないからそんなにエネルギーはいらない」と勝手に解釈し、咀嚼して飲み込めないまま口腔内に残っている食べ物を取り出して口腔ケアをして「よし!」としたこともありました。

それだけが理由ではないでしょうが、知らない間に父は栄養失調になって弱って誤嚥性肺炎を発症することに。父にすまない思いは今でも消えません。

 

そして経鼻からの栄養補給になってからは、十分な栄養を摂らせなくてはいけない!と必死になり、父本人が「気持ち悪い」と言っても、栄養剤の投与を止めませんでした。

 

どれだけ与えれば父にとってベストなのか……父の様子を見ながら量を考えるようになってからは、父の体調は安定。

時には増やしたり時には減らしたり。

毎日同じではない。それは父は生きているから。

 

    ↓


【介護日記】2017年4月14日

 

いろいろなことが徐々に衰えてきている父、消化能力もそのひとつです。

少し前からツインラインを消化しきれなくて口からニオイが漏れたり、「気持ち悪い」と訴えることが多くなっていました。

そのため、投与回数を1日3回から2回へ。

それでも消化しきれなくて、1回400mlのところ、少し捨てて350~300ml にしていました。

当然体力は落ちていました。でも、それは自然なことだと受け止めました。

 

ところが今月に入ってから何だか元気o(^o^)o

そこで、ツインラインを少しずつ量を増やして、最終的に全量投与してみました。

恐る恐るでしたが、父は「気持ち悪い」と訴えません。口臭もありません。

以来、もちろんしっかり様子を観察していますが、ツインライン全量投与を続けています。


もしかしたら下降気味だった体力が復活するかも(*≧∀≦*)

そうしたらまた嚥下リハを少し積極的にできるかも?(もちろん無理をするつもりはさらさらありませんが)

 

わが家のいろいろな出来事を見て、父はまだまだ自分が頑張らないと!と思ってくれているのでしょうか?

身内びいきみたいでお恥ずかしいですが、ホントに父の凄さに救われています。

 

これから遭遇するわが家の試練も、父が守ってくれて乗り越えられる気がしてきました。