泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2014年4月8日の【介護日記】から

10年前の今日の振り返り。火🔥のことを話題に出しているから、ストーブをつけていたんですね。

今日はクソ暑かったから(笑)、この10年でかなり温暖化が進んだのでしょうか?

 

余談ですが、数年振りに風邪ひいて熱まで出してしまったので今日は暑さ倍増だったんです。

幸いなことにコロナでもインフルでもありませんでしたが😷

だけど当日になって病気で仕事休んだのって、今の職場に勤務して初めて😱


さて、話は戻って火の話題。父がナイスなツッコミしてくれました。定番のツッコミなんですけど(笑)

倒れる前から無口な父だったので、意識して声を出させるようにしないとと、必死にネタを考えていました。


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【介護日記】2014年4月8日


最近、父がずいぶん言葉を発するようになりました。

以前はマトモな内容がほとんどなく、時々聞き取りにくいこともあるので、とりあえずテキトーに相槌を打つだけということも多々ありました。

最近はそんな生返事だと、すっげー怒られます (^_^;)

「おまえはちゃんと人の話を聞いているのかっ\(`o'") 」と。

血圧が上がらない程度の怒りは、酸素も取り込めるし元気な証拠でありがたいです。


その父ですが、倒れる前までは商売で危険物を取り扱っていたこともあって、火にはとても過敏です。今でもすぐに「火を消せっ!」と大騒ぎ(寒いのに… ( ̄Д ̄;))

数日前のことです。その時も「火を消せ」とうるさくわめていてた父の前で、私はプッ!と、粗相をしてしまいました (^_^;)

それで父に「お父さーん! (お〇ら)出ちゃった(^_^;) 失礼!」と私が言うと、父は「屁(へ)はいいが火(ひ)は絶対ダメだっ!」と激怒(笑)

私の粗相は怒られませんでした\(^o^)/

…しかし、こんなトンチというかパンチの利いた発言!

とーちゃん、グッジョブ (o^-')b


住所も、以前は自分が子どもの頃に住んでいた実家の住所を言い、家にいるのに元の家を自宅だと思い、「帰るんだよー!」とよく騒いでいましたが、最近はきちんと現在の居住地の住所を言います。驚きです。

2019年4月6日の【介護日記】から

今日は2019年の振り返り。父の体調でアタフタでしたが、結果的には笑い話。

だけどまさか、これから1か月弱で父が旅立ってしまうとは思ってもいませんでした。

まだまだお世話をする気満々だったのに😢

 

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【介護日記】2019年4月6日

※母からの報告📝✒️


昨夜のことです。ジム🏋️ってきた私は少し遅めの帰宅(呑んで帰るほど遅くはならなかったけど😜)

帰宅するなり玄関口で母が話し始めました。


母「昼間、お父さんの様子がおかしくなった💦 顔が赤くなって息が荒い。熱を測ったら38度っ!🤒\(>_<)/」

私「え?!!(゜ロ゜ノ)ノ今頃風邪🤧?」

…熱が38度にまでになるなんて大変なこと💦

風邪なのか肺炎なのかはたまた他の感染症なのか…😱


だけど話し続ける母の様子はそんな感じではない。ニヤニヤ😏というかクスクス🤭というか……。

母曰く「布団かけすぎた」…( ̄▽ ̄;)アッ

昨日は日中、急に気温が上がったため、父の体温も急上昇⤴️⤴️⤴️

午前中は肌寒かったのでたっぷりお布団をかけてあげていたら、そのまま熱がこもってしまったようです。


今の父は自力での体温調節が難しいカメレオンパピー(注:わが家に限っては子犬ではなくパパ=父の意)💦

かけるお布団の加減をしなくてはならないのですが、まさかいきなりこんなに気温が上がるとは思ってみなかったようで……😅

その後、大急ぎで脇の下と鼠径部に保冷剤を当て、手足を布団から出してパタパタ団扇であおいでいたら、瞬く間に平熱に(*´∀`)ホッ


すぐにおさまったから笑ってすまされたけど、春先でこれだから、夏は細心の注意を払わなくてはならない父の体温管理💦

冬は布団を掛けまくればいいけれど(笑)これからの季節は微調整が必要になってきます。


母と私、合わせて4つの目👀と4つの鼻の穴🐽と4つの耳👂️と20本の手指🤘を駆使して父の変化を見守ります❤️

そうそう!父の主治医に「(これだけ毎日よく見てくれて)ありがとうございます」と言われてしまいました(笑)

「自分は出る幕ないです」って(笑)

母が主治医の仕事取ってます🤣🤣🤣

私はまだまだ母のパシリにすぎません😜

2016年4月1日の【介護日記】から

昨日に引き続き、父の誕生日の話題。

今日は2016年。

熱があったのですが、コロナ騒ぎなんてなかった頃だから、ちょっとの体調不良はお構いなしでお祝い決行(笑)

とにかく、「今年が最後かも」との思いが強かったから、中止は絶対に許されないことでした(笑)

 

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【介護日記】2016年4月1日

 

昨夜は父の誕生日。80才、傘寿を無事迎えることができました……と言いたいところなのですが、父、まさかの発熱アゲイン(´д`|||)

朝は何ともなかったのですが、午後になって……。


でも、みんなお祝い(という名のたかり)に集まっちゃったし、怪獣2号は「じーちゃんにプレゼント持ってきた!」とはりきっているし、もしかしたら今年で最後かもしれないし……と、いう思いが前面にドーン!(/--)/

父も熱があるとはいえ普通に話はしてるし、ただみんなが一緒に食事するだけなので、とりあえずお祝いは決行!


それにしても、ここ数年は毎年感じることですが、誕生日を無事に迎えられることができるのは、本当に奇跡的なこと。だから父の誕生日は『奇跡の日』との思いです。熱出しちゃったけど。


形ばかりのバースデーケーキとともに、父にはアイスクリームを用意しました。

そう!父は最近、アイスクリームも食べられるようになったんです(^o^)v

嚥下リハを始めたばかりの頃は、スプーンを口元に運ぶだけで抵抗を示していた父でしたが、今はただ食べるだけでなく「美味しい」と微笑み、「もう少し食べる?」と促すと、「おう!」といい反応をしてくれるようになりました。

この日も無理のない程度にちょっぴり食べました。熱があったから、冷たいアイスクリームはむしろ喜んで食べてくれました。

経管~胃ろう造設後、父が口から食べる姿を初めて見た妹(怪獣2号ママ)は、驚きと嬉しさで号泣。父の誕生日なのに、私たちのほうがプレゼントをもらった気分でした😊


あっ! 怪獣2号からのプレゼントは書道。

「じいちゃんおめでとう」の他に、「傘」と「寿」を別々の半紙にデカデカと書いた作品を持ってきてくれました。

それをバックに家族で集合写真も撮りましたが、デジカメで撮ったのですぐにアップできない~( ̄▽ ̄;)


今朝になっても熱が下がらないのですが、いつもと同じように口腔ケア。そうしたらいつものように抵抗してくれたので(!)ちょっと安心。

午後には主治医の先生も往診に来てくださるので、私は仕事に向かっています。


お習字書けばじいちゃん喜ぶ→お小遣いもらえる→(* ̄ー ̄)ニヤリ…という構図ですが、父は喜んでいました。


アイスクリームしか食べられない父なので、一応ローソクを立ててケーキの代わりに。


比較対象がないとなかなかのケーキだけど、実は4号サイズ。

全盛期(?)のわたくしなら、1人で完食してしまう大きさです。

さすがに「ちっちゃ!」とみんなから非難を浴び、私にまでまわってきませんでした(泣)