泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2017年4月16日の【介護日記】から

ここ数日続いていた2016年の振り返りから、いきなり2017年の投稿になってしまいました。

父の世話をしながら、前日の15日のことを綴っています。

 

「マギーズ東京」という場所をご存じでしょうか?

HPの説明のコピペですが、

がんになった人とその家族や友人などが、とまどい孤独なとき、気軽に訪れて、がんに詳しい友人のような看護師・心理士などに、安心して話せる場」です。

 

私自身は直接がんとの関わりはありませんでしたが、介護に関する勉強会で培われたご縁から、ここに訪れる機会をいただきました。

この日はオープニングイベントで、私の関わってきた医療従事者の世界では有名な、今は亡き西村元一先生と村上智彦先生のトークイベントに参加しました。

医師と患者、両方の立場になった西村先生と村上先生。自分自身が病と闘いながらも、患者のために尽くす医師。体調は決してよくないだろうに、どこからそんなパワーがみなぎるのか不思議でした。

私が知人の家族がガンになり、辛い気持ちでいることを話したら、

「いつでも力になるからその人に連絡するよう言ってください」

とのお言葉をいただき、感謝いっぱいでした。

 

数回しかお会いすることができなかったけれど、そのメッセージはしっかり心に刻んでいます。

   ↓


【介護日記】2017年4月16日

     ~に絡めて……ン?絡まるか?(笑)

 

商売を辞めたら、母は友人知人から「お疲れさま!さぁ!これから楽しもうよ!」とお誘いがたくさん来るようになりました。

それで今日はお友だちとランチ会へ。

なんと57年ぶりに会う人もいると、ウキウキしながら出かけていきました。

 

土日祝日は極力母を介護から解放しようと心がけている私ですが、昨日はどうしても参加したかったイベントがあったので❤、土曜日だけど終日母に父を託してしまいました(ノ≧ڡ≦)

だから今日は時間無制限で母には楽しんできてほしいです🎵

 

私は父の傍らでのんびりしながら昨日のことを振り返っています。

 

昨日はマギーズ東京で開催された「医療をするもの、うけるもの〜その隙間をつなぐものがたり」に参加させていただきました。

医師と患者、両方の立場になった西村 元一先生と村上 智彦先生の話は熱く尊く……それなのにとても身近。

 

西村先生のお話しを拝聴したのは今回で3回目。時おり言葉に詰まり涙する先生の姿に、私も胸がいっぱいになりました。

 

村上先生とはこの日やっと!お会いすることができました。

ご自身が入院中のエピソードは「うん、うん」とうなずくことばかり。

私も父が入院中、かなり病院側に噛みついてきましたが(笑)、その思いって全然特別なことじゃない、ガンガンやっていいんだ!……とヘンな確信を得てしまいました(笑)⬅村上先生は決してそんなこと推奨していませんけどね(笑)

 

その後の懇親会でも、たくさんの熱い話があちこちで繰り広げられていて、テーブルごとにちょっとした分科会状態(笑)

全部に入りきれなかったのが残念💦

 

懇親会の締めの永森 克志先生や宇都宮宏子さんのお話では感極まって涙腺崩壊(ToT)

……ところが自分の席から移動していたのでハンカチが手元になく、テキトーにその場にあったおしぼりを手に取ったら、それは青ちゃんが汗を拭いていた自前のハンドタオルでした~Σ(T▽T;)

 

私の父はガンではないので、すべてのことが共通するわけではありませんが、「ケア」の大切さは日々実感し、実践しているつもりです。

今回のお話しで、さらに「ケア」を大切にしていきたいと思いました。

 

あやうく窓ガラスに張り付いて聴講のところ、ちゃんと室内、それも前のほうで聴かせていただき感謝です(前に障害物もどきがいたけど😜)

 

ものがたり企画の皆様&佐藤 伸彦先生、素晴らしい企画をありがとうございました。

 

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