泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年4月15日の【介護日記】から

7年前の今日の投稿を振り返ってみたら、やはり熊本地震の前震が14日だったようです。

東日本大震災のときもそうでしたが、何日も何回も大きな揺れがあったから、どれが本震で前震で余震なのかもうわけがわかりません。

とにかく怖かったことだけしか覚えていません。

 

自分の住んでいるエリアで大きな地震があったら、父のことを守れるか不安で不安で毎日そればかり考えていました。

でもすぐに、怯えるばかりで足がすくんで何もできなくなりそうな気持ちを奮い立たせ、命懸けで父を守ろうと自分に活を入れる毎日でもありました。

 

父が亡くなってから母から聞いた話ですが、父は結婚の際、「自分の家族(母と子供)だけじゃなく、お前の両親や兄弟も守るから」と言ったそうです。

その通り、父は身を粉にして働いて私たちを養ってくれましたし、両祖父母(実両親と義両親)にも月々援助をし、自分の兄弟の子供が非行にはしったときには夜中でも千葉から神奈川の三崎口に駆けつけて親身になって力になってあげていました。

何より父自身が自分の親や祖母の介護を、介護制度なんてない時代に心を込めてしていたことは、いつの間にか娘である私の心に植え付けられていました。私が父の介護をすることができたのは、父の背中を見て学んできたことに他なりません。

やっぱり私のお父さんは世界一❤️

若いときは反抗ばかりしていたけれど、介護をするようになってから超ファザコンになってしまい、アラ還の今でも結婚できないでいます(笑)

父以上の人に巡り会わない限り無理~🤣

 

     ↓


【入院日記】……熊本の地震のこと

                      2016年4月15日


昨夜、熊本で大きな地震が発生。

皆さん大変な状態なのは、考えずともわかります。3.11の恐怖がよみがえります。


そしてその中には、我が家みたく寝たきりの家族を在宅介護している人もいるんだろうな~と思ったら、恐怖で私までパニック状態になりました\(◎o◎)/


揺れている最中も怖いだろうけど、収まったあとも不安だろうな……。

そんなことを一晩中考えてしまったら、今朝は仕事のために病院から離れるのが、とてもつらく感じてしまいました(ノ_・,)


九州在住の友人とは連絡がつきましたが……。

こういうとき、ナニもできない……そもそもいつも以上に父から離れたくない……と思う自分が情けないです(/ー ̄;)

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