泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2015年4月1日の【介護日記】から

昨日の3月31日は亡き父の誕生日。だから過去の投稿もほぼ父の誕生日ネタ(笑)

そしてやはり……というべきでしょうか、翌4月1日も「昨日は父の誕生日でした」という投稿が多いです。

 

昨日の振り返り投稿は2019年のものですが、今日の振り返りは2015年。

長く入院をした後の誕生日でした。

だからお祝い事もプレゼントもなしの普通の一日。

逆に私が父から「いのち」という最高のプレゼントをもらいました。 

 

今日は土曜日で仕事が休みだったので、毎月恒例のお墓参りに母と行ってきました。

1日遅れだけど「おめでとう❤️」と墓前で挨拶。桜吹雪が舞う中で、思いがけずお花見までできたお墓参りでした。

帰りには桜餅(まだ売ってた!和菓子の季節的には終わりかと思っていたのでラッキー😆💕)を買って仏前に御供えしました。


   ↓


【介護日記】2015年4月1日

 

もう日付が変わってしまいましたが、3/31は父の誕生日でした。

実は退院したものの、先週金曜日から体調を崩し、39度の高熱を出していました。幸い日曜夜あたりから薬を用いて状態は落ち着いていましたが、高熱が続いて体力を消耗したのでしょうか、昨日今日と寝ている時間が長かったです。

だから、今日は特別なことはしませんでした。

食べられないからお赤飯もケーキもなし、花も興味ないのでなし。平日だから誰も来ないし、私も帰宅は夜。

それでも帰るなり、朝よりも体調が落ち着いていた父を見たら嬉しくなって、私は思わず「ハッピーバースデー」を熱唱。ところがちょうど母がシリンジで父の胃ろうの注入口から水を入れていたために、笑った拍子に腹圧がかかって水がピュッ!…母に怒られました(^_^;)

ここ数年、毎年「今年が最後かな」との思いで迎える父の誕生日。「おめでとう」の言葉と共に「生きていてくれてありがとう」の言葉をかけずにはいられません。

私のほうが父からプレゼントをもらっている気分です。父の「いのち」という最高のプレゼントを。

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