泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年2月20日の【介護日記】から

嚥下リハを行えたのはわずかな期間でしたが、父は頑張ってくれました。

ただ、頑張ってもらうためにはいろいろ工夫が必要でした(笑)

このときばかりは、いい年して料理をしないしょーもないパラサイトシングル娘でよかったと思いました🤣

 

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【介護日記】2016年2月20日

 

父の嚥下リハ……リハビリといえるほどではないけれど、毎日なんとか実行ちう(* ̄∇ ̄)ノ


最初こそ威厳ある神主さん(注意:歯医者さん)の誘導で抵抗なくやってくれましたが、日々私がやろうとすると、父は面倒くさがって口を開けてくれないことが多いです( ̄▽ ̄;)


それで考えたこと。

「お父さん、私いまお料理の勉強してるの。味見してくれないかな?」⬅単なる水とかお茶🍵

すると、面倒くさそうな顔しながらも、口に含んでくれます。

そして「まずい!何だこの味は?もういらない!(-""-;)」

そこで私は、「ごめんね~相変わらず料理が下手で(^^ゞ少し味付け変えてくるからまた味見してね」

そしてまたひとくち。

父、「バッキャロー!まずい!(#`皿´)」この繰り返し(笑)

でも、文句を言いながらも、料理下手の私の上達に協力しようと、父なりに一所懸命「試食」をしてくれています(笑)


20代の頃、あまりにも料理をしないことに父が業を煮やし、私は料理教室に放り込まれました(笑)

父自ら手続きに行ってくれて……( ̄▽ ̄;)

そのため、「お父さんが申し込みに来た料理下手すぎて嫁にいけない娘」として、講師の間で有名な存在になってしまいました(笑)

だから、私が料理の修行をするから味見の手伝い……という設定は、我ながらなかなかいいアイデアだと思っています( ̄∇ ̄*)ゞ


以前はスプーンで水分を口に運んでも、自分から吸い込んでくれず、こちらが恐る恐る口の中に水分を入れてしまって、結果、むせることに。

最近は口元まで運ぶと、唇でちゃんとスプーンの中のものを吸い込んで、自分のタイミングでごっくん。

本当は父の力を信じて好物をちょっぴりでも……と思うのですが、誤嚥が怖いので今はまだお水かお茶🍵

それと棒付きのポップキャンディーを注意深く口に入れ、甘味を感じて唾液とともにごっくんの動作を促しています。

当初は好きなはずの甘味すら「気持ち悪い」「まずい」と言ってあまり口を開けてくれませんでしたが、最近は「うまいな」と喜んでくれるようになりました。


もちろんその後の口腔ケアも念入りにしています。

リスクを恐れず冒険したいのはやまやまだけど、ちょっとそこまでの勇気がでません。

まずは父の安全を第一に、のんびりと積極的に励んでいきます(* ̄∇ ̄)ノ

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