泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年1月14日の【介護日記】から

経鼻カテーテルから胃ろうとなり、口から食べることができなくなった父を見るのがつらい毎日でした。

それでも自分はお腹が空いて食べている。父に申し訳ない罪悪感と食欲が共存していました。

 

母は誤嚥性肺炎が再発するのが怖くて嚥下リハには絶対反対を譲りませんでしたが、何とか説得してようやくVE検査にまでこぎつけました。

父は頑張ってくれました👏

 

    ↓


【介護日記】2016年1月14日


今日はVE検査をおこなってもらいました。今まで往診に来ていただいていた歯科クリニックでは摂食嚥下リハは対応できないということで、別のところにお願いしました。昨年のうちに予約して、本日やっと……。

初めてのことなので、母だけでは心細そうだし、私もしっかり自分で見て話を聞きたかったので、今日は休みを取りました。


この検査の日を迎えるまでが長かった~( ´△`)

予約がなかなか取れないという以前に、母が検査をすることすら認めてくれませんでしたから。私が粘りに粘って説得して、なんとか検査だけは受け入れてくれました(*´-`)


でもいざとなると、私のほうが不安いっぱいに(。´Д⊂)

検査をしないことにはどうすることもできないということはわかっていますが、内視鏡を使うことにちょっと躊躇。あれは私だって嫌ですから(`へ´*)ノ


父が不安がるので横について手を握って………。

「痛いっ!」「やめてくれ~!」←見ているとそこまで痛がるような器具ではありませんが、父には何をされるか理解できないため恐怖心がつのり、結果、激痛に感じてしまうんですね。ホントに痛いのかもしれないけど…。でも、ファイバースコープが目的のところまで到達したらおとなしくなったから、口で言うほどの痛みではないようです(笑)


検査が終わって父と母はもちろんですが、私もグッタリ。けっこう緊張していたみたいです( ̄▽ ̄;)


結果に関しては素人の私が自分の言葉で記すと間違いがあるかもしれませんので省きますが、「もう食べることは絶対に無理です!」ということにはなりませんでした。


これからどこまで回復するかはわかりませんが、焦らないようにしつつ、でもできるだけ早く食べる楽しみを復活させてあげたいです。


危険な検査をしたわけではないのに、父の不安がる様子を見ていたらかわいそうになって、検査が終わってから涙が出てしまいました(T-T)オンナノコダモン


今日も父が一番頑張ってくれました(^o^)


昨年……いや、年が明けたからもう一昨年か(笑)……の私は、こんな検査があることすら知りませんでした。

入院先の病院でもう飲み込めていないからと経管カテーテルを装着されて退院。

もう口から食べちゃだめと思い込まされました。

自分が学ばなかったら今日はなかったです。

素人だけど、毎回脳ミソ沸騰だけど、これからも学ばせていただきたいと思います。

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