泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2012年11月3日の【介護日記】から

午前中、父のお墓参りに行ってきました。

穏やかな天気で……と言いたいところですが、「暑っ💦」と汗だくの墓参りでした。

11月だからまさか夏服はないだろうと、季節に合わせた服装で出かけたことを後悔しました(笑)

 

さて、今日の振り返りは11年前。

まだ口から食べられていましたので、歯磨きは欠かせませんでした。

何度か書いていると思いますが、父は歯が丈夫で、最期まで自前の歯でした。

 

今は毎日スリリングだった父の歯磨きタイムが懐かしいです。

 

   ↓


【介護日記】2012年11月3日

 

昨日は父の歯医者さん往診日。月に2回ほど口腔ケアをお願いしています。


この歯医者さんのことを、甥っ子は「はみがきやさん」と言っています。歯磨き屋さん…オトナにはまったく発想できないオシゴト!

子どもはもちろんオトナも苦手な歯医者さんですが、歯磨き屋さんと言われると、なんだかほっこり…というか、ほんわか…というか、適切な表現が見つかりませんが温かい気持ちになります。

「歯磨き屋さん」、いただきました! 座布団10枚モノ! はらたいらさんだったら全部賭けたい! スーパーひとし君使いたい!


とはいえ、私たち家族がおこなう毎日の父の口腔ケアは命がけの作業。

父は歯がド偉い丈夫なので、歯ブラシを噛み折ってしまうなんて日常茶飯事!(写真参照)

その丈夫な歯にいつ噛まれるかハラハラしながらの作業です(-_-;

…実際に何度も負傷しています( ̄□ ̄;)

マジで指を噛みちぎられる危険と、常に向き合っております。


以前、リハビリ病院に入院中の時のこと。食後の歯磨きの際、看護助手の方が父の口に手を入れて、「あれ~?取れないっ!」と大騒ぎ。

入れ歯を外そうとしたらしいのですが、父の歯はすべて自前。年齢的に入れ歯だと先入観を持たれたようです。

ワタクシは慌てて「父の歯は自前です~っ!」と伝えてその場は落ち着きました。


寝たきりの父には、好物を食べることが残された数少ない楽しみのひとつ。いつまでも自分の歯を使ってお煎餅もお肉も食べてほしいです。そのためには口腔ケアをおろそかにできないと自分に言い聞かせています。


…しかし、シモの世話をしててうっかりウン○が付いちゃっても笑って済ませられるけど(この前は顔にまでハネた!)、指を喰われちゃったらシャレにならないよ~( ̄□ ̄;)!!

 

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