泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2017年1月21日の【介護日記】から

半身マヒになったとはいえ、父の腕力は衰えることなく暴れられると大変でした。

介護を始めたばかりの頃は、そのまんまに受け止め(すなわちマジDV)、私も本気で殺意を抱いたことも(/_;)

でも、父に寄り添うことで感情のコントロールはできるように。

どんなにパンチ👊をくらおうとも、私にとっては愛のムチ❤️

大切なコミュニケーションツールでした。

 

   ↓


【介護日記】2017年1月21日

 

最近、父に暴力をふるわれます(?)( ̄▽ ̄;)

 

私が近づいただけで腕をブルンブルン振り回し抵抗します(>_<)

前から少なからずあった行動だけれど、ここのところすごくなりました💦


寝たきりとはいえ元柔道家で動くほうの腕力はまだ相当なパワーですから、すごい破壊力の凶器と化します(|| ゜Д゜)

もちろん、それは病気によるもので、本気で拒絶されているなんて思っていませんけどね。

介護が始まって間もない頃はそのような行動・言動に対して傷つき、父に対して殺意が芽生えたこともありましたけど……(^o^;)

 

今の私はそれに対して心を痛めることはありませんが、現実に肉体は痛めます( ̄▽ ̄;)

父の一撃でメガネは吹っ飛びツルが歪むことはしょっちゅう👓💦

だから家では壊れてもかまわない、レンズのコーティングが剥がれて度も合わない古いボロボロのメガネを使用しています。

メガネが吹っ飛ぶだけならまだしも、その一撃を顔でモロに受けてしまうと、もう流血騒ぎです~!Σ(×_×;)!

口の中を切ったり鼻血が出たりの頻度高し!🚑

 

いつまでも腕を振り回されると二次被害(笑)になるので、適切な対処法かはわかりませんが、まずはとにかく父の手をつかむ……というか握る!(腕じゃなくて“手”ね🎵)

当然まだ暴れているからスゴく抵抗します。

たぶん、拘束されているような気持ちになるんでしょうね、よくわからないけど。

だけど私も顔への被害は最小限におさめたいので(笑)

 

手をつかみはしますが押さえ込むことはしないで、そこから腕相撲に入ります(* ̄∇ ̄)ノ

ずっと父に勝たせます⬅インチキしなくても父の連勝💪

 

だんだん興奮がおさまったところで、「お父さん!何で私のこと殴るの?💢痛いよう😢」と私。

この時点ではまだすごい力なので私の手は痛いです┐('~`;)┌

「テメエがそんなことするからだっ!(#`皿´)」

 

……“そんなこと”?( ・◇・)?

何だろう?( ̄▽ ̄;)

 

何かわからないけど、たぶん父もわかっていないけど(笑)、とにかく“何か”に腹を立て、そのとき父の目に映っているのは私だから、父にとっては私のせい。

 

私「うん、私が悪かった!ごめんよ~(。>д<)

許しておくれ~m(__)m」

父「い~や!許すわけにはいかねぇ!💢」

私「え~!Σ(×_×;)!そんなこといわないで~(。>д<)」

……この後、しばらく⬆「お父さん!何で私のこと殴るの?💢痛いよう😢」から繰り返し(笑)

 

すると、それまで私が悪いから殴ったことになっていたのが、何回めからは「俺はそんなことしてない!」と変わります。

それに対し、これまた適切な対応なのかわからないけど、

「そんなことないよ!お父さんがやったんだよ!

ほら、私、こんなに血が出ちゃった!

痛かったんだよ!😢」

と言っちゃう(இɷஇ )

 

やがて父は

「そうだったのか……ごめんなさい」って(^o^;)

謝ってもらいたくて父を責めているわけじゃないんだけど、ここまで来ると父はシュン(._.)として手の力を抜いてくれます。

 

そうなったら今度は私の方が力を入れて、両手で父の手を包み込むようにして

「大丈夫よ❤仲直りの握手❤」

 

やっと父はニコッと穏やかな表情に戻ってくれます(*´∀`)

 

流血はゴメンだけれど、それだけの腕力があることは嬉しく思っています。

オムツ交換のとき、体の向きによっては父が自分の腕の力で支えてくれ、私たちは助かっています。

介護は介護者だけがやっているわけじゃなく、要介護者自身も手を貸してくれることを実感します。

 

ただね~💦

オムツ交換のときに攻撃的になられちゃうと大変なんだな~┐('~`;)┌

ブルンブルン振り回す手が、まだ汚れているおシモに届いてしまうので……( ̄▽ ̄;)

そういう時は仕方ない(^o^;)

私も全身を使って羽交い締め状態でオムツ交換に挑みます(笑)

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