泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2015年12月3日の【介護日記】から

抵抗力が日に日に衰えてきた父は、よく熱を出すようになりました。

単なる風邪ということもありますが、肺炎や尿路からの感染もよくありました。清潔を心がけていても時々発症してしまいます。

父が熱を出すとどうすることもできない私は情けないのと心配なのとで、いい年しながら泣くばかり。

ちょっとでも快方に向かってくれると嬉しくて、つい父のことをかまってしまいます(笑)

本当はもっと安静にさせなくちゃいけないのに。

後から読み返すとネタとしか思えないような会話もとても幸せな日常の1コマ❤️

 

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【介護日記】2015年12月3日


先週金曜日から高熱を出していた父ですが、昨日点滴がはずれました。

まだ微熱はありますが、目ヂカラが戻り、よくしゃべるようになりました。

歌うときも手で指揮をとって(*^^*)


そんな父のオムツ替えをしていたとき。力が入った私は、「プッ!」と粗相をしてしまいました(^艸^)オホホ

父は自分はガラが悪いくせに、娘のお行儀にはとっても厳しい。小さい頃から「女の子が人前で屁をこくな!」と、決してお上品とはいえないお言葉で叱られていました(^_^;)

なので、

「お父さん、プッてしちゃった。失礼!」と申告。

「なんだぁ?(#`皿´)」(ちょっとべらんめえ口調)

「おならしちゃった(*≧∀≦*)」

「なんだそりゃ?(-""-;)」

「だーかーらっ! 屁ぇこいちゃったよ~(笑)」


「そんなのどうでもいい!

屁(へ)はいいけど火(ひ)はダメだっ!(`Δ´)

気をつけろ!」


仕事で灯油やガスを扱ってきた父は、火の用心に超神経質。

今のような状態になっても、火にはうるさいんです。

ストーブを使用する季節になるとさらにやかましくなります。


この日、私が帰宅する直前に火事のニュースを見たようで、よりいっそう過敏になっていたみたい。

「屁はいいけど火はダメだ!」

冬になると決まって父の口から出る言葉。たぶん去年の冬にも同じネタの投稿をしているハズ(笑)

ギャグのようだけど真剣に言っています。

この言葉が発せられたということは、父は冴えてきた証拠。周囲に気を配る余裕が出てきたということですから。


まだちょっとだるそうだけど、まずはひと安心です(*^^*)

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