泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2013年10月27日の【介護日記】から

10年前の振り返り。

入浴時でもお通じは待ってくれないから、けっこうスリリングです(笑)

でも、父の気持ち良さそうな表情を見ると、赤ちゃんがお風呂の最中に💩しちゃうの、わかる気がしてきました。

父の💩を見ると、自力でスルリと排泄できることに幸せを感じてしまいました。

 

    ↓


【介護日記】2013年10月27日

 

昨日の土曜日、父の訪問入浴でした。

前日、お通じを促す薬を注入していたので、この日はお通じがあるべき日だったのですが、入浴時間になってもまだ出ない。

まっ、人間のカラダですから、毎回同じ時間に薬を注入したからといって、お通じが必ずしも同じ時間にあるとは限りませんけどね。

ただ、入浴直前で出ていないとなると、こりゃあもしかしたら入浴中(私は「水中出産」と呼んでいます (^_^;) )になるかもなーと危惧しておりました。

で、入浴準備が整って、浴槽へ移動というまさにその瞬間、お通じ第一弾がありました。

ヒェーw(☆o◎)wと思いつつ(お通じに慌てるわけではありません。訪問入浴は何件もまわらなくてはならないので、このお通じのために時間がおしてしまうのが申し訳なくって…)、手早く始末をして、入浴再開してもらいました。


温かい湯船に浸かって、父は気持ちよくなったんでしょうねー…しばらくして、浴槽の中でお通じ第二弾を出してしまいました。

入浴スタッフの人は、そのような事態は想定内なので、「大丈夫ですよ」と言ってくださいますが、平然と素手で父のブツを救って処理してくださいました。以前はザルですくってポイッということもあったし (^_^;)

私にとっては父のことなので、躊躇せず対応できますし、しなくてはならないと思います。

仕事とはいえ、他人の排泄物を素手で処理してくださるスタッフの方々には本当にアタマが下がる思いです。

いつにも増して感謝ですm( _ _ )m


さて、入浴後は最近始まったお昼の栄養注入、つまりお昼ご飯。

注入前には痰の吸引をするために、サチュレーションの数値を毎回測ります。

最近、この数値がとても良く、吸引の必要がないほどまでになりました。主治医の先生に相談したところ、「肺にも雑音はないし、本人が苦しくなければわざわざ吸引しなくても大丈夫でしょう」と言ってくださったので、少し前から吸引はやらなくなりました。

やっぱりある程度の太さのカテーテルを鼻から入れるのは、とてつもなく苦痛ですし、ストレスになります。命にかかわるようであれば仕方ない場合もあるけれど、今は極力父が嫌がることを排除して、穏やかに過ごさせてあげたいと思っています。

で、「バカヤロー」とか「コノヤロー」と怒鳴っていると酸素をたくさん吸い込めるようで、すっごい数値が上がります(笑)

先日は一瞬ですが100になりました。


私たちのいうところの「穏やかに」とは、「バカヤロー」と怒鳴る父の声を聞くことです(笑)

我が家に出入りする父に関わる方々も、「『バカヤロー』は元気のバロメーターですね♪」と理解してくれていて、慣れた方だと、わざわざ「バカヤロー」と言うようにけしかけてくれます(笑)

病院や施設では考えられないことかもしれませんが、これが我が家の介護です。


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