泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年10月24日の【介護日記】から

父の周囲は強面の人ややかましい人ばかり(笑)

親戚には漁師もいたので、何かというとすぐに集まってドンチャン騒ぎ🍶

どちらかというと物静かな家庭で育った母は嫁いだばかりの頃、その賑やかさに驚き、ストレスたまりまくりになったそうです。

うろ覚えだけど、母は私が小学生の頃に家出しようとしたことがあり、父が必死に阻止しようとし、私らは泣くだけで、泣きながら母方の祖父母に電話して治めてくれたこともありました。

ここ数年のうちにその家出の理由を聞いたら、親戚付き合いに疲れ果てたとか言っていました。

でも、徐々に慣れてきていつの間にか賑やか集団の中心に鎮座していましたよ、母は!(笑)

そんな父のイトコはいい人ばかり。

本当に今でも感謝しています。

今頃あっちの世界で仲良くしていることでしょう。

地獄に遊びに行ったとしても、二人揃ったら鬼よりも閻魔大王様よりも迫力あると思います(笑)

心は神様仏様並みに慈悲深いですけど❤️

 

     ↓ 


【介護日記】2016年10月24日

 

元気よく「ただいまぁ~🎵」と言おうとした私の声を遮るように母が「〇〇が亡くなったって!」と。

〇〇とは父のイトコ(父より若い)で、数年前から体調を崩して何度か入院していました。


母が父にそのことを伝えると「かわいそうにな~😭」と泣いたそうです。

そのせいか、帰宅して見る父の顔は寂しそうな表情をしていました。そして一瞬にしてひとまわりもふたまわりも小さくなってしまった感じ。

認知症で新しいことは「わかった」と言ったそばから忘れてしまう父ですが、恩人でもある大切なイトコの死はちゃんと心にとどめることができたようです。

 

このイトコ、父が倒れてから何かにつけてわが家を助けてくれました。

父が急に倒れて経済的に不安でハラハラしていたとき、「必要な分いくらでも言いな!心配しなくていいよ」と言ってくれ、在宅介護になってからも暇さえあればお見舞い来てくれ、ずっと父の手を握って寄り添ってくれていました。

一見ヤ〇ザのようにいかつい風体でしたが(笑)、実は気が小さくて、でもとっても優しい男の中の男でした。

 

父を励ましてくれた人がみんな先に鬼籍に入ってしまって寂しいですが、みんなが父を守ってくれて感謝です😢

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