泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2015年10月7日の【介護日記】から

父は母と結婚する際、「自分の家族だけでなく、(母の)親も兄弟も守るから」と誓ったそうです。

その通り、父は母の実家にも足繁く通い、祖父母にお小遣いをあげたり、いろいろ手助けをしてあげていたとか。

嫁の実家というより自分の実家感覚で、仕事(自営業なので配達)の途中に寄って昼寝までしていたことも(笑)

そんな父のことを、母方の祖母は私に向かって「あんたのお父さんは世界一の人だよ」といつも言っていました。

 

父は実在する正義の味方でヒーローでした。

 

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【介護日記】2015年10月7日

 

昨夜帰宅すると、父が何やら武器を握りしめていました。武器といっても木製のハンマー、それも「打出の小槌」なる肩叩き用の健康グッズですが。

母曰く、「『強盗が窓を開けて入ってくるから大変だ!』と、昼間からずっと騒いでいた」とのこと。

そこで、「じゃあ、お父さんがやっつけてよ。ハイ!」と言って“武器”を握らせたそうです。

すると父は大人しくなり、“武器”をしっかり握りしめてベッド上からずっとわが家を警護して、母と私を守ってくれていました(笑)

昨夜は寝るまでず~っと“武器”を握ったままでした。マメができちゃう……(^_^;)

昨夜は私は強盗にはキャスティングされませんでした(笑)

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