泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2013年10月2日の【介護日記】から

10月なのに、今年はまだ地域によっては夏日のところもありますが、10年前はまだちゃんと秋が訪れていましたね。

暑さを乗り越えた父の様子に安堵。

しかもこの少し前には誤嚥性肺炎で入院し、生きて家に帰れるとは思ってなかったから、本当に心の底から父に敬意を表していました。

しかし、父は父なりに忙しかったんだな(笑)

「バッキャロー💢」と言いたくなる気持ち、わからないでもない(笑)

 

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【介護日記】2013年10月2日


父の1週間のスケジュール

 月:訪問看護(看護師さんによる健康チェック)&歯科医往診(隔週)

 火:リハビリ(父の教え子経営のマッサージ医院より派遣)

 木:訪問入浴&リハビリ

 金:主治医往診

 土:リハビリ&訪問入浴


何もないのは水曜と日曜のみ。けっこう父って忙しいんです(笑)

…というわけで、誰も来なくて時間に余裕がある水曜日の今日、やっとPCに向かう時間がとれました。いつもはPC立ち上げたとたんにバタバタして、まとまった時間とれないことも多くって ( ̄Д ̄;)


バタバタしてたら、あら10月! さっき気づきましたわ (^_^;)

いつの間にか寒いし…。

父が退院してから、もう丸々3カ月過ぎました。あっというまでした。

その父ですが、先週からちょっと進展しています。…良いほうにね♪

今まで朝夕しかできなかった栄養注入、涼しくなって体調も安定してきたので、昼間も朝夕の半量ですが、摂取するようにしました。まだ数日ですが、特にトラブルもなく、しっかり摂取できています。

数日前から「腹が減った!」と言うようになり、消化器系の働きが活発になってきたようです。

口から食べさせてあげることができないのが残念ですが、今後も少しずつカロリーの摂取を増やす計画です。


いずれは口から再び…という思いもなくはありませんが、これは正直いってあまり積極的になれません。

口から食べられないのは本当にかわいそうだとは思うのですが、入院中に何度も嚥下訓練をしたもののダメで肺炎を繰り返してしまいました。

また、認知症もあるので、専門家が指導をしても、それを実践できません(言ってることを理解できない)。

特に私や母は誤嚥を起こして顔色が真っ白な死人のようになった瞬間を見ているので、なかなか勇気が持てません。

せめて満腹感を感じさせてあげたいと思っています。


入院しているときは生きて再び家に戻れると思っていませんでした。

退院した後も、猛暑だったこの夏を越せると思っていませんでした。

そしてお彼岸までもつとも思っていませんでした。

だけど、父は見事に乗り切って、今も穏やかに寝息をたてています。

父の生命力に感謝です。

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