泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2018年8月8日の【介護日記】から

暦の上では秋なのに、何なのこの暑さは?🔥

暑さは要介護者である父にとっては、我々以上に命の危険が伴いますから、介護する側も命がけでした。

そこでやっかいなのが母(笑)

母に限らず高齢者は「冷房は体に悪い」が染み付いているので、冷房を付けさせるのに一苦労(笑)

よく父の主治医に怒られてました。

室温30℃で父と母、心地よく過ごしているんですから💦

まぁ、父も母も、そして私も冷房は苦手なので強く言えません。

汗をかいた分、水分と塩分を補給するほうが好きなもので。

 

胃ろうの父にはグビグビ飲ませるわけにはいかないので、少しずつカテーテルから入れたり、私が看ている時は氷を小さく砕いて口に入れたり。

まだ口から食べられた頃は、いきなり梅干しを口に突っ込んで、「酸っぱいじゃねぇかっ!(´ж`;)バッキャロー怒り💢」と親子バトルしていました(笑)

でも、父はしょっぱい梅干し好きだったんだけどな。

 

   ↓


【介護日記】2018年8月8日

 

今朝は(昨日もそうだったかな?)これまでの命にかかわる危険な暑さとは打って変わり、湿度は高いながらも肌寒いくらいなのでまぁまぁ凌ぎやすいかも。

そのせいか父も少しですが反応があり、顔を拭く際に目やにを取ろうと少し目をこじ開けようとしたら(抵抗して強く目を閉じるので目やにが奥に隠れてしまいます)、思いがけずパンチ👊をくらいました💦

残念ながら避けられるスピード、当たっても痛くないであろう強さ。だけど自ら腕を振り上げるパワーは残っています❤

 

少し前から父は口を開けっぱなしにするようになりました。冬なら乾燥対策と保温ですぐにマスクをするのですが、夏場はなかなかそうもいかない💦

マメにスポンジで口の中を潤したり、私が家にいるときは乾燥に追い付くように……?唾液分泌促進のマッサージをしたり。

 

そして唇も乾燥するのか?これまでより皮がむけるようになりました。

そのままにしておくと万が一剥がれたときにそれを誤嚥したら怖いと思い、オイルをたっぷり塗布してマッサージしながら、取れる皮を取り除き……あれ?( ・◇・)?

皮だと思っていたものの一部は、痰が乾いて唇に貼り付いていたものでした。

最近、数分おきに痰の吸引をしています。まだ自力で喉元まで出すことはそこそこできますが、口の中に溜まったものを「ペッ!」と吐き出せなくなりました。吐き出してくれれば周囲をどんなに汚しても掃除をするだけだから構わないのに、口の中に溜めたまま(>_<)

日中ひとりで父のケアをしてくれている母も後期高齢者ですから(笑)、なかなか細かいところまでは視力の問題で見えないみたいで……。

 

それを確認してからは、父の唇に貼り付いた乾いた痰をホットタオルで柔らかくしながら少しずつ手で剥がし、あらかた取れたらオイルでマッサージをして剥がれた皮を除去するようにしました。

 

以前は顔をこねくりまわすとスゴい力で殴られましたが(笑)、今はそのパンチも焦点が合わず空を切ることが多くなりました。

 

涼しくなったら元気になってくれるかな?

健康で比較的暑さに強い私でさえぐったりする今年の夏だもの、寝たきりの父はもっとしんどいことでしょう。

暦の上ではもう秋なのに(笑)……今年ほど秋を待ち遠しく思うことはありませんね🍁

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