泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2015年3月2日の【介護日記】から

もう病院が自分の部屋と化してきつつあった頃ですね(笑)

この日は夜勤担当が主任さんだったので安心して帰宅できると思ったところで事件勃発😱

医療従事者の人からすれば、呼吸器系じゃないんだから詰まったところで管を交換すればいいだけさっ!と軽く考えているようですが、素人…患者家族からすればたまったもんじゃありません💢

たくさんの患者を相手にして手も時間も足りないのもわかりますが、家族が付き添っているんだから、そこは余裕をもって家族に任せてもらえればそもそもこんなことにならなかったのにな…と思った次第。

マニュアル重視で患者家族の意見に耳を傾けてくれなかったことを残念に思った一件でした。

でも、結果的に父に負担をかけることがなかったので、良しとしました。

 

   ↓


【介護日記】

今夜の夜勤ナースは主任さん(* ̄∇ ̄)ノ

優しいし気配りはあるしで、安心して帰れまーす……と思ったところで事件(?)発生!Σ( ̄□ ̄;)

いつもアローゼン(下剤)が処方されているのですが、医療関係の方はもちろんご存じでしょうが、水に溶けない(^_^;)

父は経管から入れるので、気をつけないと詰まらせてしまいます。

家ではすりこぎで細かくしてから入れていますが、病院ではそんなことしません。

で、今夜ーーーーー詰まった!!(゜ロ゜ノ)ノ

シリンジを押しても引いてもダメ(。>д<)

他の看護師さんも呼んだり、救急のほうから何やら針金みたいな器具も入手してあれこれやったけどダメ(。>д<)

……主任ナースの決断。「(管を)抜いて入れ換えましょう」と( ̄□||||!!

先週交換したばかりで、自分で抜いちゃったわけでもないのに、苦しい思いをさせるなんてかわいそう(。´Д⊂)

でも、やらないわけにはいかない。……ということで、先ほど注入した栄養が消化するのを待って、23時頃にやりましょうということに。

看護師さんがいったん引き上げた後、父に辛い思いをさせてなるものかと、ひたすら開通させるべく作業を続けました。

数十分後……やったー(* ̄∇ ̄)ノ開通っ\(^o^)/

23時前に何とかなった!

看護師さんにひたすら謝られて感謝されて……。いやいや、父のためにやっただけです(o^-')b !

自分でいうのもナンですが、父に対する思いがプロの技術を超えたのだと思います。( ̄∇ ̄*)ゞ


もう少ししたら今宵は帰宅します。さすがに今日は仕事中眠くなってしまいました(^_^;)

2015年3月1日の【介護日記】から

もう3月なんですね。メンタル病んでからはいつの間にか時が過ぎている感じがしているものだから、28日しかない2月なんか一瞬に通り過ぎた感じです。

 

私はけっこうなモンスター患者家族でした(笑)

もちろん理不尽なことは要求しないけれど、この頃はナースにキレることが多かったです。

確かに病院は病気を治すところ。

介護をしてもらうところではありません。

でもね、オムツ交換もマトモにできず、半身マヒの患者の体向変換もいいかげんなナースには呆れました。

思わずクレームじゃなくて説教(笑)しちゃったこともありました。

それもこれも父のため。

父に苦痛を与えてほしくないためについ出すぎたことをしていました。


   ↓



【介護日記】2015年3月1日

 

明日は仕事だけど、今夜も急遽病院に泊まることにしました。

今夜の夜勤ナースがあてにならない!

……私はFacebookでたくさんの看護師さんとも交流させていただいていますし、今回の入院に関しても今まで安心してお任せできる人ばかりだったので、あくまでも個人に対してです。失礼があったらごめんなさい。

病院に介護を求めてはいけないということは一昨年の入院以来理解してきましたが、ちょっと今夜の人はあり得ないくらいできない!(;´д`)


気にしすぎたらキリがないのですが、とりあえず今夜は自分の気がすまないので(^_^;)


ホントに医師や看護師の国家試験に「思いやり」「気づかい」を採点項目に入れてほしいと思う今日この頃(-_-#)……これを読んでいる方々はみなさんとってもやさしい方ばかり。それだけにこの違いに驚いています。

2016年2月28日の【介護日記】から

いきなり2016年の振り返りになってしまいました(笑)

2014年も2015年も介護に関係する投稿じゃなかったので。

 

入院以来、経鼻からの栄養注入で口から食べることができなくなった(させなかった💧)父でしたが、少しでも口から食べる楽しみを復活させたくて必死になっていた頃です。

表れてくる「過去のこの日」が前後してしまうので自分でも混乱していますが、とにかく母はまた誤嚥性肺炎になったら苦しくてかわいそうと、嚥下リハには否定的でした。

その母の気持ちもわかる。

とにかく父に苦しい思いをさせたくないというのが母と私の揺るぎない気持ちでしたから。

だけど食べることが何より好きだった父からそれを奪うこともつらかった。

いろんな思いに日々揺れながら、少しでも回復をと願う毎日でした。

 

      ↓



【介護日記】2016年2月28日


地道に行っている嚥下リハもどき。

鬼の特訓はできないけど、毎日欠かさないようにはしています。

素人目にも反応がちょっとはよくなってきていると思います……思いたいです(*´∀`)


とはいえ、味のないお水や薄いけど苦味のある緑茶は、「まずい!(#`皿´)」と激怒( ̄▽ ̄;)

先にも書いたように、料理下手の娘(私)の料理修行に味見で協力という設定にしているので、少しは頑張ってくれます。

でも、何度も続くと拷問(!)に感じるようで、「勘弁してくれ~(。>д<)」と泣きが入ります(^_^;)

そうなると無理強いはできません。


しかし、その反応も逆手にとることに(?)しちゃいました~( ̄ー ̄)ニヤリ

現在の父は口腔ケア……歯みがきの際、ブクブク水で口をゆすぐことができません。

吸引用のカテーテルを使ってすべて吸い取り、最後に口腔ケア用のウェットティッシュで拭き取っています。もちろんきれいに吸い取っているつもりですが、やはり水でブクブクしたほうが絶対にサッパリすると思います。

そこで……。吐き出されることを前提に、父の口に少しお水を……( ̄ー ̄)ニヤリ

唇を使って水を口の中に運ぶことはできるようになり、上手に吸い込んでくれます。でも、その後は口腔内に水をとどめたまままイヤな顔をして、私に訴えます(笑)

その無言の訴えに対し、「お父さん、また味つけ失敗しちゃったみたい(^_^;)ごめんね~!まずかったらペッてしていいから」と。

すると父は、おもむろに「ペッ!」と勢いよく吐き出します(笑)⬅けっこうな飛距離のことも!


十分とはいえないけれど、口の中に水を含むことで、少しはサッパリするのでは……と思うのですが(^o^ゞ