泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2014年5月15日の【介護日記】から

父の介護認定は、納得いかなくて腹が立つこともありました。

最近はマトモになってきているのでしょうか?

ちゃんと正当な判定をしてくれているのでしょうか?

 

   ↓


【介護日記】2014年5月15日

 

今日は父の要介護認定の調査がありました。実は私はこれまでこの調査に立ち会ったことがありません。今日、初めて立ち会いました。

表現が適切でないかもしれませんが、要介護認定を受ける家族が(ウチの場合は父)中途半端にマトモだと、家族はちょっとハラハラ(^_^;)

年寄りは見栄を張ることが多く、他人様…調査員が来ると火事場の馬鹿力的に隠れた能力(?)を発揮してしまい、いつもは自分の名前すらわからなくなるのに、ここぞとばかりに意識がはっきりしちゃったりして…。

今はだいぶそのあたりも踏まえたうえで調査をしてくれているようですが、数年前の調査結果にアタマにきたことがありました。

父は初めての要介護認定は4でした。数年後の再調査の時、あきらかに身体もアタマも衰えていたのに、結果は3。

4から3になるということは、数字だけ見れば介護の度合が少なくなった、回復したと考えられて喜ばしいことなのですが、実際はそうではありませんでしたから、肉体的にも精神的にも経済的にも負担は増えたにもかかわらず、補助は減額。当時はそのあたりのことはすべて母任せだったので、私は詳しいことはわかりませんが、調査員の能力差がずいぶんあって問題が生じている…というようなことを雑誌だか新聞だかの記事で読んだことがあります。

その次の調査ではまた4になり、ここ数年はずーっと5。

もう父は、その時だけ張り切ってマトモになることもなく、私たち家族も事実を見てもらうだけです。

そういえば、昨日はおっちゃん(父のイトコ)の調査がありましたが、案の定、歩けないのに「歩けるよー」とほざいたらしい(^_^;)

そして次の瞬間には自分で「歩けるよ」と言ったことすら覚えてなかったらしいです。その成り行きは調査員の方も承知しているらしいので、おっちゃんのほうも事実に基づいた認定になることでしょう。

×

非ログインユーザーとして返信する