泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年5月28日の【介護日記】から

私は父の爪切り係でした。

今でも自分の爪が伸びると、父のケアをしていたときのことを懐かしく思います。

湯灌の時も最期の爪のケアをさせてもらいました。

生前の父の手の温もりと、湯灌をした時の冷たさ、どちらの感触もしっかり覚えています。

 

    ↓


【介護日記】2016年5月28日

 

仕事が休みの週末は、可能な限り父のことを最優先しています。


その中でも欠かさないのが爪のお手入れ。

基本的には爪切りを使わなくて済む段階でヤスリをかけてお手入れしています。

時々、「たいして伸びていないから、来週やればいいかな」とお手入れをパスしてしまい、翌週びっくりするほど伸びていて慌てることも……( ̄▽ ̄;)


その父の爪……指先ですが、要介護状態になる前、自分で切っていた頃にとんでもない深爪をしていたみたいで、爪の生え際の肉が角化して盛り上がってしまっています(写真参照)。

だから伸びている部分を全部切ることができません。できるだけ短く切ったとしても、一見伸びちゃっている感じで~(^o^;)

 

時々ガマンできなくて、ちょこちょこ剥がれかけている角質化した皮をこそげて落としてます~(* ̄ー ̄)⬅私の気分はスッキリするんだけど、いつまでもやっているから父は怒る!(笑)

……あっ!痛みが出るほどはやりませんよ。


何度か投稿していますが、父は絶対に私以外に爪を切らせません。家族であっても切らせません。

入浴後の爪が柔らかい状態の時に訪問入浴のスタッフの方が爪切りを申し出てくれるのですが、それも拒否(^o^;)


私が入院して爪を切れなかった時でさえ、「爪は娘が切ってくれるから」と言って伸び放題の爪で私の帰りを待っていてくれました。


爪を切りながら父の体温を感じ、皮膚の状態も確認し……。

毎日じっくりはなかなか難しいですが、せめて週に1回は念入りな指先ケアを施してあげたいと思います。⬅……ってこっちは愛情たっぷりのつもりで「親孝行~❤」って酔いしれていると、「バッキャロー(#`皿´)テメェはしつこいんだよ!」って……。・゜゜(ノД`)

……ま、そんなもんです┐('~`;)┌

でも、そのキレる元気も私はうれしいo(^o^)o


×

非ログインユーザーとして返信する