泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2014年11月16日の【介護日記】から

父が口から食べることができなくなってからは、私たちも食事の仕方に気を遣うようになりました。

父の目の前で美味しそうに食べ物を頬張ることなんてとんでもない!

こそこそ隠れるようにして食べました。

カテーテルで胃には栄養剤を入れているので、空腹感は解消されているはずですが、食いしん坊だったちちから食べる楽しみを奪ってしまったことは申し訳なくて申し訳なくて😢

この頃は、母はまた口から食べて誤嚥性肺炎で生死の境を彷徨わせるわけにいかないと、口から食べさせることには消極的でした。

だから嚥下リハビリも、母は大反対。

この後、嚥下リハにトライするため母を説得するまでにはしばらく時間が必要でした。

 

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【介護日記】2014年11月16日

 

先週は、ここ数年では珍しく仕事の後、毎日のように用事があり、帰宅が遅くなる日が続きました。

父の介護に関しては、母と弟夫婦がやってくれるので、心苦しく思うものの、困ることはありませんでした。

しかし、母によると、私がいない日は父はどうも落ち着かないとのこと。

通常は毎夜、父のベッド脇に小さいテーブルを広げ、そこで私と母が食事をしつつ、父に声をかけています。食事風景はなるべく見えないようにしているので、食事中はベッドの高さを上げて父の視界からはずれるようにしつつも、存在を示すために常に声かけを・・・。

そしてその後はベッドの高さを私たちの姿が見える位置まで下げ、一緒にテレビを観ることにしています。その間も「お父さん、観てる?」「面白い?」と声かけは続きます。

そのいつもいるはずの私の姿がないと、テレビを観ていても表情がうつろになるそうです。昨夜は母が夜留守にしていたので、今夜は数日ぶりに親子3人水いらずとなりそうです。

なので、やることがいっぱいあるんだけどなーと思いつつも、食後約2時間は、父とともにテレビ三昧です。←テレビを観る言い訳だったりして(笑)

その時観るのは、演歌メインの歌番組か、志村けんか2時間ドラマ。あとは「相棒」かフィギュアスケート。

自分の観たい番組は録画しているのですが、それを観る時間がありません(^_^;) テレビを観る時間はあるのにね(笑)

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