泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2014年8月21日の【介護日記】から

今年も雨や台風などの自然災害が多いですが、この時も(…というより最近はほぼ毎年)大きな事故があってニュースではそればかり報道していました。

 

父にあんまり恐怖を与えるニュースは聞かせたくないんだけど、ラジオはNHKオンリーのわが家なので仕方ない(笑)

 

寝たきりになっても、認知症になっちゃっても、人のことを自分のことより大切にする父を、人として娘として尊敬します❤️

(反抗期長かったけど🤣)

 

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【介護日記】2014年8月21日

 

父は就寝時、ラジオを聴きながら寝ています。

いつもNHKなので、主に懐かしい音楽やニュースを聴いています。

一昨日あたりから、広島の土砂崩れのニュース主に報道していますが、それを聴くたびに父は「かわいそうに」と涙しているそうです(一緒に寝ている母親談)。

認知症で、いわば"ボケて"いるはずの父ですが、人を思いやる気持ちは健在です。こんな大惨事にふさわしい表現ではないことは承知していますが、父が人を思う気持ちを持っていてくれていることは素直に嬉しく思います。

また、昨晩母が、父のベッド脇でつまづいた際も、「大丈夫か?」と言葉をかけてくれたとか。

私がまだ小さい頃、大雨の日に我が家の玄関口でホームレスが雨宿りしていました。

父は子供の顔くらいの大きさのおにぎりを作り、そのホームレスにあげました。

私や母は、「そのまま居つかれたらどうするのっ(-"-;)」と怒ったのに、父だけは優しく接していました。

身内びいき、娘バカですが、この優しい父はホントに私の自慢です。

今になって、私は超ファザコンになってしまった気がします(笑)

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