泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2018年8月4日の【介護日記】から

少し間が開いてしまいました。

暑くて過去を振り返ることもしんどいほど。

今日の振り返りは、父にとって最後の夏。

この翌年の夏にはもう父は旅立っていました。

昨今の暑さを考えると、もしいま父が生きていたら、はたしてこの暑さに耐えられただろうかと思ってしまいます。

 

父を介護していた住まいは、父が建てた私たちにとっては御殿(笑)

いろいろあって現金が必要になったため、一周忌の後に売却しました。

父の背後にチラッと映る古びた壁も懐かしい!

今はかつての住まいからそう遠くない場所にある、雨風をしのぐだけの古い集合住宅に母と身を寄せています。

かつてのわが家があった土地には新しい建物が建ち、足が遠退いています。

見ると泣いてしまうと思うので。

 

   ↓

 

【介護日記】2018年8月4日

 

毎日暑いけれど、朝のうちは窓を全開にしておくとそよそよ風が吹いて心地よい🎵

しかし同時に日射しも強いので、母が父の頭上に日傘さしてます( ̄▽ ̄;)💦

家の中で日傘さすなんてウチくらいなものだろう(笑)

 

父のいる部屋は簡易的なブラインドクーラーなので長時間の使用が怖いため、朝のうちはこの窓全開&日傘、それに私がビンゴで当てたダイソンのhot+cool(扇風機)で暑さをしのいでいます(ちなみに夜は壁の高いところに設置してある昔ながらの扇風機をタイマー使用)。

 

気温が上がってきたらクーラー使用開始。時々機械を休ませるために電源オフにしたら、再び朝と同じく窓全開&ダイソン……暑さがひどいときは保冷剤を首や鼠径部にペタッ(/^^)/⌒❄

 

マメに経口補水液を胃ろうから投与し、父が嫌がらなければ冷たい氷水をスポンジに含ませて口へ……時にはかき氷(というかシロップ)やアイスをむせないように少し🍧⬅最近はほとんど反応がないので難しくなってきましたが😢

 

夏の間は脱水にならないように気を遣いますが、汗をどれぐらいかいたのか実際の量をはかるわけにはいかないので、なかなか見極めが難しい。

こればっかりは主治医とて厳密に「〇〇㏄」と指示できないだろうし(笑)⬅主治医はいつも「週に1回しか診ない自分より、ずっと一緒にいるご家族のほうが変化を見落とさないし判断に間違いないです。自分の出る幕ないです」と(笑)

たくさんあげればいいというものでもないし、本人が渇きを訴えないから口腔内や皮膚の様子からはじき出すしかなくてなかなかスリリングです💦

 

数年前、退院直後のかなり衰弱がひどいときに入浴したら直後にケイレン起こして慌てたことがありました。熱中症でした。入浴前後に看護師がチェックしていたのに。この看護師自身が慌ててパニクってしまいました💦

専門職といえど、ピンポイントでその時しか見ない人をアテにしてはいけないとその時学びました。

みんながそうとは思いませんが。

親身に“点”ではなく“線”として生活全般をも考えてくれる方のほうが多いです。でもタマに……💦そういう人はすぐにお辞めになっています。

 

さて、そろそろ気温が上がってきたからクーラーに切り替えるかな。

 

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