泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2017年7月8日の【介護日記】から

毎年暑くなると熱中症対策に気が抜けません。

胃ろうになってからはやたらに飲ませられないので(寝たままでは逆流して危険、胃ろうから水分入れたらしばらく上体起こしてなくてはならない)、水分不足になる前に対応するようにしていました。

 

体調が悪いと入浴スタッフさんはやはり中止をしがちですが、汗で湿った体は私たちだって気持ち悪い。

誰よりも父のことをわかる母がしっかり様子を見ていれば大丈夫。

そうやって母が一番の決定権を持ちながら(笑)父に入浴を楽しんでもらいました。

 

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【介護日記】2017年7月8日

 

この数日の暑さで、父の衰弱が顕著です。

もちろん冷房をつけて室温が上がりすぎないようにしていますが、熱中症対策に冷房を……というだけの安易なもので済むわけではないので、父の体調管理は神経を使います。

 

一昨々日の水曜日は入浴の日でしたが、その頃から父の体調は思わしくなくて血圧は高いし脈も早い……(>_<)

スタッフの方も心配して、せっかく来てくれましたが中止を提案。

しかし母が「家族(自分)がいいと言っているんだから、(お風呂に)入れてください。汗をかいているしお通じもあったので、しっかり洗ってください」とお願い。

入浴というよりサッと汗を流す程度にとどめてもらいました。

 

そして今日も入浴の日でしたが、やはり血圧は高いし脈も早い。酸素量も少ないので、一昨々日同様、入浴を見合わせるか否かの検討が必要でした。

でもやっぱり、私も母と同じことを言いました。

汗くさくてアセモもできそうな状態だから、体調が思わしくなくても、サッパリさせてあげたかったので。

 

脱水にならないよう、入浴前と入浴直後に水分補給をして乗りきりました。

 

父はほとんど反応ないけれど、「いい気持ちだった?」の問いにはかすかにうなずいてくれました。

「バッキャロー(#`皿´)」が聞けなくてせつないです(T-T)

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