泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2013年5月19日の【介護日記】から

いきなり10年前の振り返りになりました。

この頃はまだ【介護日記】というタイトルはつけておらず、介護ネタの投稿はほんの少しでした。

 

この10年前がある意味では介護のターニングポイントだったかもしれません。


明日は何年前の投稿の振り返りになるかしら?

 

      ↓

2013年5月19日


久々の近況報告、そして久々の介護ネタです。


GW中、ついに恐れていたことが起こってしまいました。

父が誤嚥性肺炎を発症してしまいました。

さらに心不全も併発していたため、2週間前より入院しています。


最初、熱が出た時には「風邪?」と思っていました。

でも、熱が下がらないので主治医に往診に来てもらい、点滴を処方してもらいつつ、

血液検査も。

ところが何回かやった検査では、肺炎その他の異状がまったく見られないとのこと。

だけど熱は下がらず浮腫みも出て来て、1週間後の検査で緊急事態となり救急搬送、1泊ICUに入って現在は一般病棟にいます。


十数年の介護で、常に気をつけていたつもりなのに悔やまれます。

なぜもっと早く気付いてあげられなかったのかと…。


肺炎は完治ではありませんが、少しずつ落ち着いてきています。

しかし、入院以来口からの摂取はまだ許可が出ず、鼻からのチューブで栄養補給をしています。

今までの入院は、食べ物に関しては何でもOKだったので、それなりに楽しみもありました。

今回はそれすらダメなので、本当にかわいそうでなりません。

明日から口から飲み込むトレーニングが始まりますが、どこまで回復するか…。

入院生活もあとどれくらい続くか未定ですし、退院後の在宅介護もこれまでの比ではないでしょう。

今までの介護経験が何だったの?と思うくらい、またゼロから学ばなくてはならないと思います。

いよいよ「介護・最終章」に突入の覚悟が必要になってきたようです。


柔道家で屈強だった父の体、今は骨と皮だけになってしまい、体を拭くたびにせつない気持ちになります。

だけど不思議なことに、これまでの入院時のようにオロオロと取り乱した感はほとんどなく、「現実を受け入れる」という感じで、表面上はけっこう落ち着いています。

もうそれほど多くはないであろう残された時間、精いっぱい尽くさなきゃってね♪

なので、今は平日は職場から病院へ直行し、父が眠るまで付き添い、休日は可能な限り終日、翌日が休みの時は病院に泊まっています。

今は妹(怪獣2号ママ)が来てくれて、付き添いを替わってくれているので自宅に戻り、この近況を書いています。


こんなこと、どこまで書いていいのかなーと悩みましたが、もうここまで書いちゃったから、折をみて介護(付き添い)レポートを時間を見つけてご報告します。

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