泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2019年5月10日の【介護日記】から

レンタルしていた父のベッドを片づけていて、シーツをめくったら背中部分にシミが😭

父がどれほど過酷な20年を生きてきたのかあらためて思い知らされ、胸が苦しくなりました。

精いっぱい尽くしてきた自負はあるんだけど、目の前に事実(シミ)を突きつけられ、父に詫びるとともに、頑張って生きてくれてありがとうと手を合わせました。


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【介護日記】…ついこのタイトルにしちゃう💦

もとい

【介護回顧録(仮)】2019年5月10日


仕事は忌引休暇が適用されて本来なら来週月曜(5/13)まで休みをもらえるのですが、さすがに10連休から続いて約1週間も休むのは、いくら実父が亡くなったからとはいえちょっと躊躇してしまいます💦

社長も部長も「気にしないで休みなさい」と言ってくれるけど、滞った仕事を処理するのは私だし(笑)

なので一昨日からフルじゃなくて適当な時間に出退社して、休暇明けに溜まった仕事の多さで心が折れないよう自己防衛しています(笑)

今日も少しだけ仕事して先ほど帰宅しました。

 

帰ってみたら、父が使っていたベッドと移動用リフトが引き上げられていました。

父が使っていたベッド、父がいなくなって片付けるためにカバーをはずしてみたら(直接当たるシーツではなくてその下の付けっぱなしのカバーね)マットレスの背中部分が変色していました。

毎日毎分のように体の向きを変え、暇さえあれば自分(私や母)の手を父の背中の下に入れて動かして風通しを良くしたりしていたのに驚きでした。

 

少しでも父に快適に過ごしてもらいたいと思ったから、私は介護用品の展示会で新製品の情報を仕入れては、父がお世話になっている事業所へ提案。

私の情報のほうが早くて(笑)事業所ではまだ扱っていないもののほうが多く、やっと取り扱いを始めると真っ先に私の父へ使わせてくれました(モンスター娘が怖かったか?🤣)

おかげで父は一度も褥瘡ができることはありませんでした。

 

でも、父がいなくなってから解体する前にそのベッドに寝てみたら……。

仰向けだと天井しか見えない、横を見たら柵。もちろんそれはわかっていたから、見えるところに写真を貼ったり、片側しか見えない(見ようとしない)父の視野を広げるために鏡を置いたり工夫はしてきたけれど、やっぱりどんなに快適でも囲いのある限られたスペース。

 

衰弱が進む前まではしょっちゅう車イスで外に出かけていましたが、それにしてもこの狭い空間の中で父は何年も頑張ってくれたかと思うと、渇いたはずの涙がまた止まらなくなって泣けて泣けてたまりませんでした。

父が家の中で一番重労働で毎日頑張ってくれました。

ベッドが引き上げられたら、狭いはずの部屋なのにすごい広く感じます。

広さを感じると、寂しさも増してしまいますね( ̄▽ ̄;)

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