泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2016年4月22日の【介護日記】から

今日は2016年の今日の振り返り。

誤嚥性肺炎を発症してからは、痰の吸引が欠かせなくなりました。

入院中に看護師さんからレクチャーを受けたけれど、不安で不安でたまりませんでした。

何度やっても自信が持てずにいるからもたついてしまい、かえって父に辛い思いをさせてしまって申し訳なかったなって。

 

だけどこれまた意外と慎重派なわたくしは、吸引した痰をまじまじと見たり、自力で出せてティッシュに吐き出した痰は手でしっかり感触を確認したり色をチェックしたり。

 

父から出たものは父の分身で、すべて愛おしく感じるようになっていました❤️

 

    ↓


【介護日記】2016年4月22日


父のケアをするにあたって、痰の吸引は必須。

喉の奥までカテーテルを入れるのはかわいそうなんだけれど、呼吸が苦しくなっては大変なので、やらざるを得ません(>_<)


慣れない頃は、「痰は全部吸い取らなきゃ窒息しちゃう!」「唾液も一滴残らず吸引しないと、また誤嚥性肺炎起こしちゃう!」と、狂気の沙汰で吸引をしていました。

それだけしつこくやるものだから喉の中を傷つけ、痰を吸い取った容器の中は、血の色で真っ赤でした。

当時は吸引などやったこともなく、誤嚥性肺炎に関する知識もゼロ。そんな中で父の危篤状態にうろたえ、私自身が精神的に追い詰められていました。

今でも父に申し訳ない気持ちです。


今は……ほどほどにできるようになり、必要以上にはやらないようにしています。

やったとしても、なるべく浅く短時間で。または口腔ケアの際に刺激してわざとえずかせ、自力で喉の入り口まで出すように促しています。


そして今朝。口腔ケアの準備をするために父のベッドの周りをウロチョロしていたら、父が「ゲホッ!ゲホッ!」とむせて、その後に「ゲロゲロ~ゴロッ!」と自力で痰を吐き出してくれました\(^o^)/

私は急いでティッシュでキャッチ!(  ̄ー ̄)ノ


風邪もひいていないし肺炎も起こしていないので、きれいな色の痰です。


父が要介護状態になってからは、父の排泄物すべてが愛しく感じます。

オシッコが出たらパッドを揉むようにして触ってどれだけの量が吸収されているのか感触を確かめたり、ウンチをしたら鼻に付きそうなほどまで顔を近づけて(近眼&最近老眼が始まりつつあるので)色や状態、におい、時にはこねくりまわして固さや粘度も確認したり……( ´∀`)

今朝の痰も、自力で立派なのを出せたことが嬉しくて、痰をキャッチしたティッシュをしばらくプニプニ触っておりました(笑)


私……ちょっと何かのフェチになってる?(;゜∇゜)

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