泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2013年7月22日の【介護日記】から

昨日アップしたのと同じ年の投稿です。

経鼻カテーテル装着した父への栄養補給のことを綴っています。


私は結婚はもちろん、子どもを持った経験もないので、四十代になって初めてミルトンなるものとご対面。

ミルトン専用容器を買いに、やはり初めて西松屋へ。

 

  ↓


【介護日記】2013年7月22日

 

昨日、栄養注入の話をアップしたので、それにまつわるネタを。

写真はミルトン液に浸けている経管栄養注入に使うボトル(カテーテルも接続されています)と、シリンジ(注射器)。

育児経験のある方なら私よりもずっと詳しくご存じでしょうが、これらの容器を使用のたびに洗浄・消毒しなくてはなりません。

以前の書き込みでちょっと触れましたが、これらの容器は病院だと使い捨てで、そのたびに新しいものをおろします。

衛生面を考えてのことなのでしょうが、栄養注入用の容器は1セット約600円、シリンジは約170円。必要とあらば仕方ないけれど、在宅で毎回新品を使用していたらかなりの出費です。他にも痰吸引用のカテーテルも、病院では再利用禁止。

ですが、病院の看護師さんも訪問看護の看護師さんも、往診のドクターも、「きれいに洗って使いまわしても十分使える。使い捨てなんてもったいない!」と口を揃えて言うので、手間はかかるけど、我が家でもある程度再利用をしています。


私は、自分のことに関しては、手を洗わないでも平気で手づかみで食べ物を口に入れるし、落ちたものでも3秒ルール施行(笑)

でも、抵抗力のない父の場合は、どんな些細な菌でも大変w(☆o◎)wと異常なほど神経質になっているので、これらの洗浄にも余念がありません。

ボトルのほうはかるく水洗いのあと洗剤で洗い、カテーテルの部分まで何度も通して、泡がなくなるまで繰り返し水を流します。

その後、ミルトン液に浸けこみますが、カテーテル部分にまでしっかり液を通します。

シリンジは、当初は分解して洗っていましたが、それをするとゴムの部分がすぐに劣化してしまって2~3回でダメになってしまうので、今は分解せずに水洗いに留めています。ただしこれも超徹底的に。少しでも薬の顆粒が残らないように目を光らせています(最近視力の老化が表れ始めたため、人さまにとてもお見せできない形相でやっています)。

水洗いが終わったら、これもボトル同様ミルトン液へ。


……ただ洗うだけのことなので、難しいことは何もないのですが、この作業、母にはゼッタイ無理(笑)

それ以前に、どうもやる気はないらしい(-"-;)

ま、いいかげんに表れて汚れが落ちないまま使われるよりはいいんですけどね。

だから母には、今後私が外出中はかまわず捨てて新しいものをおろすように言ってあります。そのためにけっこう多めに仕入れました♪


自分が使うまで知らなかったんですけど、ミルトンって、浸けた後洗わなくてもいいんですってね。でも、なんとなく気になるので、私は使用前にこれまたしつこいくらいに水洗いしています (o^-')b

イヤイヤ、病人相手だとここまで潔癖症になるのかと、我ながら驚いております (^_^;)


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