2016年7月6日の【介護日記】から
若い頃は海外旅行が好きでした。
ネパールやモンゴルに行くと言ったときには両親に心配をかけていたんだな、と今になって思います(笑)
読む本も旅…特にアジアに関するものが多かったです(「深夜特急」は宝物!)。
バックパッカーになる度胸はなかったので、本の中で大胆な個人旅行をしていました。
実際には現地の知人(タイ人)を頼ってずっと面倒みてもらう厄介者でした💦 でも、みんな優しくて今でも交流は続いています。
私が海外に行けなくなってからは、あちらから来日してくれて会っています。
だけど、いつまでも旅を楽しむことは難しいですね。
この作品を読んで思いました。
※マンガの1コマアップしちゃったけど、問題があればご指摘ください。
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【介護日記】2016年7月6日
この漫画の作者は、かつてはアジアの旅を題材にしていた作品を描いていました。
私はその旅マンガが好きで、よく読んでいました。
私ではとても行けないようなディープな旅を描いていて、ヘタレな私はうらやましく思ったりしたものでした。
しかしこの作者、年月を経て、気づいてみたら介護マンガを描いていました。
これは先日買った雑誌に掲載されていた作品の一コマです。
かつての私は、
「いつまでこの地獄(介護)が続くんだろう」という考えでした。
だから毎日がつらかったです。
ところが現在、
「いつ介護が終わってしまうんだろう」
という考えに変化しました。
介護が終わる日が来ないでほしいと本気で思っています。
いつこのように自分の気持ちが変わったのか、そのきっかけが何だったのか…。
自分でもよくわかりません。
でも、一歩間違えば、もしかしたら最近問題になっているような最悪な結末を私も迎えていたかもしれません。
それだけに、このような気持ちを持たせてくれた父に感謝しています。
「親の介護って自分のためにしているのかも」
「後悔しないように」
「悔いなく親と別れられるように」
…この言葉がとても心に染み入ります。