泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2019年6月16日の【介護回顧録】から

明後日は父の日。その前日になりますが、明日父のお墓参りに行く予定です。

そんなときに四十九日の投稿を見つけました。

 

幼稚園生の頃、母の日に折り紙で赤いカーネーションを作る中、お母さんのいない子は白いカーネーションを作らされていたけど、あれってすごい残酷な差別だと今更ながら思います。

 

父の日は特にお父さんのいるいないで何を作ったか記憶にないけれど、明後日の父の日も、この四十九日を執り行った時と変わらず寂しい気持ちになりそう😢

 

いつも一緒にいて見守ってくれているのはわかるけど、やっぱり父の肉体の存在がないのはまだ慣れません。

 

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【介護回顧録】2019年6月16日

 

昨日、父の四十九日法要を執り行いました。

納骨をしてお位牌の中に父の御霊は入って帰宅し、お仏壇に入りました。

これからは父もご先祖様。

納骨を済ませたら葬儀とは違った安堵感と寂しさが押し寄せ、今日はずっとボーッとしちゃいました。

これが経験者の友達が口を揃えて言うロス状態なのかな…と。

泣くことも忘れるくらい力が抜ける感じですね。

父の“いのち”が私たち残された家族の中に入って一緒になるものだと思っていたけれど、今は何だか自分の体の一部がもぎ取られたかのような喪失感のほうが大きいような気がします。

これは時間をかけて補われるんでしょうね。

満足のいく幸せすら感じる看取りができたと思っていたけれど、それでも喪失感はあるものだと知りました。

「お父さんありがとう」と手を合わせたけれど、温もりはこの手に感じることができず、今までで一番寂しい父の日となりました。

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