2016年2月15日の【介護日記】から
嚥下リハに挑戦し、少しだけ明るい兆しが見えた頃でした。
ホントに一時的でしたけど、この後、少しだけアイス🍦やかき氷🍧を食べさせてあげることができました。
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【介護日記】2016年2月15日
昨日は嚥下リハの訪問診療の2回目でした。初回からちょうど1か月後です。午後からだったので仕事を半休取って付き添いました。
前回、現状把握および評価等々を行い、家族による日々のケア(リハビリ)の指導を受け、1か月続けました。
さて、その成果は……( -_・)?
この日も先生が細かく顔や口の動きを診て、「ちょっとお水を飲んでみましょうか」と。
この1か月の家族によるリハビリ(といえるほどのことをやったつもりはない)では、水……液体なんて飲ませていません。
トロミをつけなくてもいいんだろうか?
……その不安を伝えると、「飲むといってもほんの少しですから。機能の確認をする目的もあるので」と。ほんの少しといったって、自分の唾液でムセたことのある父です。不安でした。(>_<)
ところがそんな私たちの心配をよそに、父は勢いよく「ゴックン!」と飲み込みました。まったくムセることなく。
え~!(;゜∇゜) 確かにこの1か月、言われた通りに毎日やっていたけど、こんなになるとはびっくりぽん!です。
先生も「前回訪問したときよりも、口の動きも表情も違いますね」と。
父の経口摂取に関しては、諦めの気持ちがありました。
「ゴックンして」と言ったところでその意味を理解できない状態なので、リハビリなんて無理!回復は望めないな、と。
食べさせてあげたいけど、また誤嚥性肺炎を起こして苦しませるようなことにはしたくないと考えていました。
でも、【在宅医療カレッジ】などでお話を聞き、再び食べられるようになったという実例報告を見て、何もしないで諦めることはしたくないと思うようになりました。やるだけやってみて、諦めるのはそれからでも遅くないと……。それは父に対しての思いと同時に、自分の気持ちの整理をつけるためという思いも強かったです。
やはり、まだ諦めるのは早かったようです。嬉しい誤算でした。嚥下リハには猛反対で、日々のリハビリにも積極的ではなかった母も驚くほどでした。
わが家の地域は、嚥下に関しての訪問診療をしてくれる機関がまだ少なく、この度お世話になったところも1か月に一度の訪問がやっとと言われてしまいました。
もう少し多い頻度で訪問していただけるとありがたいのですが、贅沢は言いますまい。とっても丁寧に診てくれますし、優しい対応なので父もあまり警戒しませんでした。先生に向かってたくさん話しかけていましたし、歌も歌って聴かせていました(^o^;)
ただ……どういうわけか、父は先生のことをずっと「神主さん」と思っているようで(笑)
「神主さんはどちらの神社の方ですか?」って( ̄▽ ̄;)
……千葉神社の神主さんということにしてもらいました(笑)
神主さんなので、帰り際には「酒、一升瓶で差し上げなさい」だって……奉納かい?(笑)