泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2013年8月12日の【介護日記】から

経鼻カテーテルを装着してからは、常に喉に違和感があったと思います。

ずっと胃カメラ検査やられているようなものですから。

申し訳ないとは思いつつも、命には代えられないから心を鬼にして痰の吸引していました😢

自力で痰を出してくれると嬉しくて、思わず素手でキャッチしてしまうこともしょっちゅうでした(笑)

父の排泄するものすべてが愛おしくなりました。

それらをじっくり見れば健康管理にもなりますし。

明日から多くの地域がお盆ですね。わが家のエリアは7月なのでもう済ませてしまいましたが、月イチの習慣で昨日お墓参りに。

台風のこともあるから、早めに行ってきました。

 

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【介護日記】2013年8月12日


誤嚥性肺炎を起こして以来、痰の吸引は父の命を守るために欠かせないものとなりました。

前にも書きましたが、とても嫌がります ( ̄Д ̄;)

わが身に置き換えたら、鼻からカテーテルを入れられて…なんて、ホントに辛いと思います。でも、命には替えられないから…。


数日前からこの吸引時に、父は嘔吐く(えずく)ようになりました。

カテーテルを挿入したとたんに「ウエッ」と。顔を真っ赤にしてむせて咳きこみます。

すると母は、「そんな奥まで入れるから苦しがるのよッ! こんなに苦しがっているじゃないっ! 死んじゃったらどうするのっ(-”-;)」

イヤイヤ、反射でそうなるんだから、ちゃんと吐き出す反応が出てきたということで、むしろいいことなんだけどね。

でも、母はそうは理解してくれない。なのでリハビリの先生や主治医の先生が来るたびに彼らの口からも言ってもらうのですが、見た目の苦しそうな様子だけで決めつけてしまう。

確かに私も苦しそうでかわいそうと思わないわけでもないのですが、今までその反応がなくていつの間にか悪くなってきてしまったわけだから、好転してきた証。ほんの少しではありますが、嬉しい変化です。


さて、その痰ですが…。

ウエッとなるようになったものの、ほとんどの場合はノドから自力で吐き出すまではできません。そこで吸引による手助けが必要なわけですが、なるべく自力で吐き出せるようになってほしいため、私は日々、「お父さん!『カーッ! ペッ!』って頑張って!」としごいて(?)います。

その成果(?)が出てきたようで、最近父は私が顔を近づけるだけで、「ペッ!」と吐き出すしぐさをするようになりました (^_^;) …パブロフの犬状態ですかね?

私の顔を見て「ペッ!」とされるのもちょっと複雑ですが、しっかり学習してくれたようで嬉しく思います。

ただねー、顔を近づけるときすべてが痰の処理というわけでもないので、ティッシュを手に持っていなくて全部口から胸元にこぼしてしまうこともあって慌ててしまいます (^_^;)

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