泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2015年8月6日の【介護日記】から

誤嚥性肺炎を発症してからは、父は口から食べることができなくなり、数年は経鼻カテーテルを装着していました。

しかし、毎月交換するたびに辛い思いをさせてしまい、いつも鼻からプラプラと管がぶら下がって、さぞかし父は不快だったと思います。

かといって胃ろうを造るのにも我々家族は抵抗があり、決断までに葛藤の日々が長くありました。

 

どこかでその葛藤のあれこれも振り返りで出てくると思います。

今日の振り返りは単に交換してきただけの話(笑)

だけど私は父のことが心配で心配で。

そもそも口から食べるようにしてあげたいという思いがあるのに胃ろうを造るというのが、最初は引っ掛かるところでした。

でも、これから先、口から食べられたとしても十分な栄養を摂取するのが難しいのは明らかだったので、不足分を補う目的での胃ろうならいいんじゃないかと自分を納得させることができました。

それでも、胃ろうにしちゃったことは今でもよかったのかどうかと自問自答の日々。これは一生続きますね。

 

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【介護日記】2015年8月6日

 

昨日、父は胃ろうの交換をしてきました。半年前に胃ろうを造設し、初めての交換でした。

私は仕事が立て込んでいて休みが取れなかったので付き添うことができず、気が気ではありませんでした(ノ_<。)

胃ろうの交換は簡単だと聞いてはいましたが、何せ素人(^_^;) 不安で不安で仕方ありませんでした。


昨夜、帰宅して父の顔を見たらホッとして思わず泣き崩れてしまいました……たかが胃ろうの交換で(;^_^A


実は先週金曜日から父は突然39度台の高熱が出て、点滴を投与していました。

検査の結果は、肺炎の疑いは薄いものの絶対に肺炎でないとも断言できず、尿路感染と熱中症の疑いも考えながら、熱が下がるのを祈る思いでいました。

高熱でうなされていたため、母と私で深夜も交代で看病。……おかげで今週は眠かった~ヽ( ̄▽ ̄)ノ

熱が出る前の兆候として、お通じの出が悪くなることがあり、今回もそのパターンだったので、お通じがあるたびに小躍りする思いに(笑)


胃ろうの交換自体は熱は関係ないとは言われてたけれど、場合によっては胃ろうの交換前後に入院して経過観察を勧められていたので、それだけは阻止したいと、気合いで(?)父の熱を下げました(笑)

その結果、昨日は平熱になり、胃ろう交換のためだけに病院へ。


胃ろうの交換はとてもスムーズに済みました。

しかも、半年経った胃ろうのチューブなのにとてもきれいだから(けっこうマメに手入れしていましたから)、これなら半年に1回じゃなくても大丈夫とのことだったので、次回の交換は10か月後となりました。

簡単な処置とはいえ、父は不安がる胃ろうの交換、できるだけ回数は少なくしたいと思っていましたから、これはありがたいことでした(*^_^*)


今日の父はは顔色もよく、穏やかな表情で帰宅した私を出迎えてくれました(^-^)/

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