泣き虫 笑福(わらふく)の在宅介護回顧録

約19年にわたって父を在宅介護してきた時に某SNSに綴っていた「介護日記」の振り返りです。

2013年6月3日の【介護日記】から

10年前のこの日は3連投稿でした。

父の入院がどれだけ長引くかわからないので、住み着く(笑)覚悟を決めたようです。

 

ちょうど仕事のことで雇用側と揉めていて、我慢の限界でキレた私は辞めることを選択。

介護離職ではないけれど、時期的に辞めたことで介護に専念するのは私が中心になり、これは後々反省すべきことでした。

(その後100社以上コンタクト取ってもなかなか仕事にありつけなかった💦)

 

とにかくPC持ち込んでお腹に溜まった鬱憤を吐き出している投稿になっています。

   

    ↓


【介護日記】2013年6月3日①

 

おはようございます。

昨夜は2時間おきにアラーム(サイレント&バイブ)をセットしました。

父の体位変換のために。

もちろんこれまでも夜間やってましたけど、目覚ましかけて時間を決めて……というのは初めてで、妙な緊張感が(汗)


実は一昨日の夜、一度も体位変換してもらえなかったんです。夜勤の看護師さんが夜間見回りには来ましたが(その都度私は目覚めます)、そのまま何もせずに退室。

付き添っている私がやってもいいのですが……というかむしろやるべきなのですが、入院当初、看護師さんが「付き添いはご家族がいても(夜間の体位変換は)私たちがやりますから、寝てていいですからね」と言っていただきました。なので、勝手にやってしまうと、下手したら向きを変えた直後にまた変換して元に戻してしまうという、コントのようなことになりかねないので、夜間のケアも看護師さんに甘えていました。

だから一昨日のことはちょっと納得できなくて……(やらないままというわけにはいかないので、様子をみて私がやりましたが)。


もちろん再度確認&お願いしましたよ(クレームではなくてね)。

それで、私はやらなくていいとは言われても、やっぱり悠長に寝てるのも何だかな~との気持ちから、見回り時間に合わせて起きるべく、2時間おきにアラームをセットしたというわけです。

だから昨夜はピッタリ2時間おきに来てくれました。

大きな体位変換はヘルニア持ちの私にはしんどいので、それだけやってもらった後、脚の細かい角度調整やクッションのはさみかた、手の置き方などは長年やっている家族のほうが快適な体勢を整えてあげられます。もうパズル感覚(笑)


ホントに医療スタッフは人手不足。

付き添いしている以上、「お客様感覚」でスタッフがやって当たり前と思わず、患者(家族)のために、越権行為にならない程度に積極的にお手伝いしようと思っています。

 

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【介護日記】2013年6月3日②

 

ついにパソコンを病室に持ち込んじまいました (^_^;)

いやいや、別に仕事をするわけじゃありませんが。

退院前に揃えなくちゃいけない介護用品を検討するのに、ずーっと病院にいては調べる時間が取れないので、やむなく持ち込んだだけです。


仕事!といえば、1か月ほど前にとんでもないことになっていた仕事について、ようやくご報告できます。

先月末日をもって、あのとんでもない職場を辞めることができました\(^O^)人(^O^)/

3年がかりでやっと得た仕事、それも知人のコネで入れてもらった職場なので、どんなことがあっても死ぬ気でがんばるつもりでいたんですけど…。


やる気のない天下りが上司では、とても続けることができないと思いましたし、上層部が無責任で事業内容を把握しておらず、お飾りにすらなっていない(-“-;)

それでヒラの私に責任を押しつけられたらたまったもんじゃありません ( ̄Д ̄;)

それに、事業に関して、「今のままじゃいけない」との思いからいろいろな提案をしても、「(やらなくて)いいよ」「そんなの無理だよ」「俺はやらなくていいと言われているから(誰から?)」と、天下り野郎は考えもしないで即すべて却下。


しかも、この前の“経理のおばちゃん緊急入院事件”の時には、「俺知らな~い!」と丸投げ。

窓口業務は昼休みに交代(通常はおばちゃんが交代してくれていた)するのが普通なのに、「俺できないから」と、私は脳幹梗塞で経理のおばちゃんが休んでいる間、まったく昼休みを取らないで仕事してました。どこかの国みたく、お客様の前で食事をするような教育を受けていないので、窓口で食事をする気になりませんから。

ここで続けるつもりであれば、首根っこつかんででもこの天下り野郎にも窓口業務をやらせようとしましたが(私はこいつのために「猿でもわかる窓口業務マニュアル」まで作った!)、辞める決意をしたので期間限定の我慢と思い、昼休み返上で働きましたわ。


…私がギャーギャー言っている間はまだ救いがあるのよ!

何も言わなくなったらもうおしまい!…ということで辞めてやりました♪


だけど、辞めるにあたっても、これまた難題が。

社会保険に加入していた都合上、「明日から来ません!」と舌を出して去るわけにもいかず、しかも経理のおばちゃんが退職手続等を担当しているので、おばちゃんが復帰しないことには辞められない状態でした(もしあのまま死なれたら、マジで辞められない状況に追い込まれるとこでした!)。

私もそこまで人でなしではないので、最初からおばちゃんの復帰を待って辞めるつもりでしたが、天下り野郎の出方次第では、それを待たずに辞めてやろうと思っていました(それぐらい怒りまくっていた)。

で、ひそかに自分で離職票や雇用保険資格喪失届とかを用意していました。いよいよとなったら、事業所の担当者のフリしてハローワークへ行き、手続きしちゃおうかと思ったほど。

結果的にそのような不正(?)はしなくて済みましたが、書類は用意していて正解!

やっぱりこのおばちゃん、書類をどこにしまっていたかわからなくなっていたらしく、イチから書類作成するのを待っていたら、いつになったら離職票をもらえるかわからないところでした。

離職票をもらうまでは安心できなかったので、勤務は先週で終わったハズなのに、今日までハラハラしていて、やっと安堵しました(厳密には源泉徴収票を受け取るまで油断禁物なんだけど)。


だけど、こんなに急に辞めることになって、急展開に自分でも驚いています。

都合のいい解釈ですが、いま仕事を辞めることになったのって、父の世話に専念しなさいという導きなのかなーと。

そう思うと、これまでの大変な思いも、吹っ飛びました。

あのまま仕事をしていたら、冗談抜きで親の死に目に会えないかもと思ったのも、辞める決意をした理由のひとつです。

女優だって代役の存在があるのに、一般人の、個人事業主でもないのに代わりの人間がいないなんて、マジやってらんねー(ホントに腹立ったので、思わず若者口調♪)


父の容体が落ち着いたら就活再開です。

 

 

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【介護日記】2013年6月3日③


病室にパソコン持ち込めると、マメに書き込みできます♪(父が眠るとやることないので)


今日から仕事に行かなくなったので、時間に余裕がありました。

たまたまNHKの「あさイチ」を見ていたら、介護がテーマ。

何かの参考になれば…との思いで見始めたのですが…。


介護で「悪循環に陥りやすい条件」が、

1) シングル

2) 介護で離職

3) 親への愛情が強い

だそうで。

……なぜ「悪循環」?


私、確かに独身ですが、何か? ( ̄Д ̄;)

よく言われるのが、「お父さんの介護のせいで結婚できなくてかわいそうに」って(-"-;)

まず「結婚できない=かわいそう」と決めつけられるのが気に入らないし、

そもそも結婚しない(できない)のは父の介護が理由じゃありません!

だって父が介護が必要になったのって、私が35のときだし…。関係ねぇっ( ̄^ ̄)


そして、私は介護が理由で離職したわけじゃありません!(前職も今回も、結果的に辞めて介護できてよかったとは思うけど、あくまで後付け)


親への愛情が強いって、いけないこと?(私の父は、自分の親を献身的に世話してきました。汚物まみれになりながら。私はその後ろ姿を見て育ってきたんです)


この番組、とにかく独身女性が介護にしばられることが悪だといわんばかりの構成になっていて、見なきゃよかったという思いになりました。

確かに、ひとりで介護で追い詰められるってケースは多々あるから、一般論として、介護は誰かひとりに負担がかかってはいけないということを訴えているんでしょうけど。

私は独身で(今日から)無職とはいっても、家族がいて兄弟がいて、とりあえずお互い助け合える・助けてもらえる環境にいるから、とても恵まれているのも承知しています。

仕事を辞めても、確かに明日からどうしよう…というところまで切羽詰まっていません。

だけど、今の私の状態を否定されたような悲しい気持ちになりました(解釈はいろいろあると思います。私がひねくれているだけかも!)


でも、視聴者のコメントのひとつに、「私は(親を)看たかった。看られなかったことで今でも後悔しています」とあり、思わず同意!

これを聞けて、自分のやっていることに後悔はない!と、今は思います。


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