2014年11月30日の【介護日記】から
10年前の振り返り。
体調が落ち着いてきたから、父にすがりつく毎日というより、楽しかった日々を思い出して父を偲ぶようになりました。
父が倒れる前はほとんど会話のない家庭で、私は毎日のように夜遊び。
なのにどんなに遅くなっても父は駅まで迎えにきてくれました。
駅から家までは徒歩10分の距離でしたが、夜は物騒で心配だからと、毎日終電まで起きて待っていてくれた父。
だけど車に乗っても会話はナシ。
大相撲の場所中だと、誰が勝った負けたを私が尋ね、父がそれに対してぶっきらぼうに答えるだけでした。
でも、年月が経つ毎に、父の愛情の深さを思い、毎日のように感謝しています。
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【介護日記】2014年11月30日
毎朝の父の口腔ケアの際、私は父の左側に立ちます。そして母が右側に立ち、吸引器で唾液や洗浄液を吸引します。
そして夜、私は帰宅すると父の右側から「お父さん、ただいま!」と声をかけ、麻痺している側の感覚を刺激しています(形だけかもしれませんが)。
時々、母がベッドの右側ギリギリのところでリクライニング座椅子に寝ているので、その場合は左にまわってご挨拶。
でも、その時は決まって父は「おはよう」って返してきます(ノ゜ο゜)ノ
左側から声をかけると歯磨きタイムだと思うみたいです(^_^;)
それなりに学習してくれているようです。