2016年11月14日の【介護日記】から
父を介護して数年め、とあるご縁から医療介護従事者のセミナーに、素人にもかかわらず参加するようになりました。
このときのセミナー、本当は本編にも記してあるように5月開催だったんです。
ところが当日、羽田空港でトラブルが発生し、講師の先生も上京できない、全国各地からの受講者も上京できない💦
それが延期になって11月にようやく開催。
この年の5月から11月の約半年の間に、父と日々接しているうちに自分の心持ちというか覚悟に変化があったように記憶しています。
トラブルで主催者も参加者もバタバタでしたが、結果的に私にとってはとてもいいタイミングで受講できました。
先生の言葉がすべて腑に落ちるというか納得できました。
その時の教えは、その後の介護にもちろん活かしましたよ✌
PS
このときの講師・永井先生は「たんぽぽ先生」の名前で地元では有名で、地域の在宅医療に尽力されていらっしゃいました。
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【介護日記】2016年11月14日
…父のネタもあるのでこの括りで (* ̄∇ ̄)ノ
もう一昨日のこととなってしまいましたが ( 週末は時間の経つのが早いったら! ) 、ポッキーの日に😜在宅医療カレッジで永井 康徳先生のお話しをお聴きました。
元々 5 月に開催されるはずだった永井先生のご講演、ご存じのとおり羽田空港の航空機トラブルで先生が上京できず……結局その日は一緒に参加するはずだったお友達と、飲み会という名の課外授業をしていましたっけ(*≧∀≦*)
でも、私個人としては、今のタイミングでお聞きできたことをとてもよかったと思っています。 5 月だったら、先生のお話しをもしかしたら理解しきれなかったかもしれません。
5 月の時点では、父の体調は落ち着いていて、まだ頑張ってもらいたいと思っていました。だから栄養 ( 胃ろうからのツインラインですが ) もたっぷり摂ってもらい、嚥下リハも無理のない範囲で頑張ってもらったりして……。
しかし夏になって体調を崩してしまいました。
それまでは、とくに夏場だったので脱水状態になってはいけないと、とにかく水分に関してはたくさん与えなくてはと思っていましたし、もちろん栄養も十分に摂らないと衰弱してしまってまた肺炎になる!と頑なでした。
そして誤嚥性肺炎の再発を恐れて反対し続けていた母をやっと説得して始めた嚥下リハも、夏を境に思うような成果が出なくなってきて……(。´Д⊂)
そこで、たくさんたくさん悩んで考えて母と話し合い、父の主治医にも相談した結果、投与する栄養や水分の量を減らすことを決意しました。諦めたわけではないけれど現実を受け入れました。
今まで「人はいつか必ず食べられなくなる」ことを無視していたように思います。わかっているけど、父がその時期に来ていることを認めたくなかったです。
でも、過剰な栄養摂取をやめたら痰が減りました。 栄養を減らしたらみるみる衰弱するのかと思い、“最終章”の覚悟もしました。でも、反応は少なくなりましたが、なんだか元気⤴ う~ん、“元気”という表現はちょっと違うかもしれませんが、とても穏やかな状態です。嬉しい誤算です。
とはいえ、今以上の状態になることはないので、やはり最終章には変わりないです。でも、できれば長編になってほしい。
この穏やかな状態のままで“その日”を迎えてくれることを願っています。苦しむことだけは避けたいです。
これからも最期の最期まで「 楽なように、やりたいように、後悔しないように」父に接していきたいと思っています。
ちなみに私と同年齢の芸能人はナイショです😜
永井先生、ありがとうございました。